バトルスター・ギャラクティカ4#71 Island in a Stream of Stars

2010/06/17(Thu) 06:51
Battlestar Galactica

ブーマーの逃走ジャンプがギャラクティカにもたらしたダメージは大きい。一箇所直せばまた別の箇所にひびが入る。船は常に唸っていて、電気が点いたり消えたり安定しない。
ヘラを連れてブーマーはキャヴィルの元へ向かっていたが、それは何処なのだろう。

エレンは、キャヴィルは『ホーム』と呼ばれるコロニーにベースシップを寄せているのだと言う。そこは第一次戦争の後エレンたちとセンチュリオンが向った場所である。彼女にはその位置がわかるが、問題は一人の少女のためにギャラクティカをサイロンの巣へ突っ込ませる価値・意義があるのか、ということだ。リーにとってはただの子供、だがヘラはただの子供ではない。サイロンの絶滅を避けるための唯一の希望だとエレンは主張する。人間にとってもよ、とスターバック。ヘラの書いた音楽は、スターバックが父から教わった曲であり、タイたちを目覚めさせた音楽だった。人智を越えた何か大きな力が働いていて、その中心にはヘラがいる。彼女は鍵となる存在なのだ。
「じゃあヘラの後を追うのが運命だ、というわけか?」とアダマ。次の言葉を期待して待つスターバックとエレンたち。だがアダマははっきりと否定、「違う。運命だの予言だのを信じてきてみたら、こうだ。行き止まりじゃないか。全く。生き残った人間の半分は死んでしまった、もう信じるものか」しかし彼は、ヘヴィ・レイダーを一機捜索に出すことを許可する。ただしヒロとアセナは捜索隊に含めないものとする。

アセナのショックは消えない。「俺が憎いんだろ?言えよ、言ってくれ」ヒロは懇願するが、彼女は口を開くことができない。彼女の心は何をもってしても癒せないほど傷ついている。

ギャラクティカの修理現場で、壁が突如として大きく裂ける。シックスは身を呈して他の作業員を守り、宇宙へと消えていった。作業中にシックスを口汚く罵った男は、彼女によって救われることに。
死者61人、その中にはサイロンも26人含まれる。怪我人も多数だ。
ロズリンは「同時に二人の女に別れを告げるのはつらいわよね」と言う。ギャラクティカと同様にロズリンも瀕死の状態だから。「あなたは私たちから見捨てられると思っているのではなくて?」苦しげに微笑むロズリン。「死なせるものか、ちょっとケアが必要なだけだよ」とアダマ。ロズリンにとって一番の気がかりはヘラだ。

船団の艦長ミーティング。ギャラクティカの去就の時期と、その場合のサイロン・ベースシップの位置付けが皆の関心の中心だ。ベースシップが唯一の防御の要になるわけですか?
リーは、そうなったとしてもそれは提督の指揮下においてであって、今迄と何ら変わりませんと返答。しかし皆はそうは思わない。
更にミーティングは大混乱、ギャラクティカの解体と各パーツの分捕り合戦の様相を呈してきた。怒ったリーが「提督がいいと言うまではボルト一本だって手を触れさせない」と叫ぶが、「本当に?ガイアス・バルターが何と言ってるか知ってるのか?」リーは突然出てきた『ガイアス・バルター』に驚く。

バルターは人々に説く。「神は天使を使わした。皆のすぐそばに天使がいる。天使は我々を正しい道へと導いてくれる。」彼は強くなった、確固たる意志を持って動いている感じがする。策略とか損得勘定とか、そういうものに左右されていない感じがする。彼の目の先にはシックスの姿があるが、彼女も彼の成長に満足げな表情。
たくさんの船から、本部をうちへ移さないかとオファーが来ている。宗教だけではなくて、現実的な面-食料の調達や医療面で彼は存在感を強めているからだ。

ヘラは「ママに会いたい」と泣き続けている。ブーマーは耐えられない。
ブーマーの脱出及びヘラの誘拐に手を貸してしまったチーフの監房へアセナがやってくる。「私はあなたを絶対に許さない」と告げるために。

エレンはタイに向って必死に訴える。私たちは人間とマシーンの間の争いの連鎖を止めようと努めてきた。一度は失敗したが、今が二度目のチャンス、そしてそれにはヘラの存在が不可欠なのだ。彼女がいなければ、我々の子供たちは一人また一人と死んでいくのよ。

ブーマーは疲れている。「私は悲しくなると、森の中の家へ行くの。そこは私が住みたいと願っていた場所、愛する男と共に暮らしたいと思っていた場所なの。一日中窓から日の光が差し込む明るい家よ。」ヘラはブーマーの手を取り、二人はいっしょに家の中に立つ。ヘラは幼いが、やはりサイロンのプロジェクションを共有できるのだった。
ヘラはその家の子供部屋へ入り、ベッドの上で楽しげにはねてみせる。ブーマーはその姿を見て、何か心動かされているよう。そう思いたい。

スターバックは迷いと絶望の中にいる。「あんた、本当に天使を信じてるの?」と洗面所でバルターに噛み付く。そして彼女の認識タグについた血を調べてほしいと彼に頼む。私は地球にぶつかって死んだ、自分で自分の死体の埋葬も済ませた、なのに今ここにこうして居る。私は何?はっきりしてるのは、天使じゃないってことだけ。
サムはサイロンの治療槽に移されたが、昏睡状態のまま。ハイブリッドと同様、サイロンのシステムに繋いである。そんな彼の姿を傍らでやりきれない表情で見つめるスターバック。
人間だろうとサイロンだろうと関係ない、私はただあなたに戻ってきてほしい、あなたはただのサム、私のサムなんだから。スターバックが銃を彼に向けるとサムが急に目覚め、ハイブリッドのように言葉を発し始める。ギャラクティカ内の電力が不安定になり、人々は何事だといぶかしむ。
サムはもしかしたらハイブリッドのような存在になったのかもしれない。艦内の機器系統が乱れたり勝手にジャンプされては困るので、タイはサムをプラグから外すようエイトたちに命じる。

ロズリンはアダマを諭す。「homeって何だと思う?現実の場所なのか、心の中にある不在感、思い焦がれる気持ち、繋がりのような何か?私はカプリカで生まれてからずっと移り住んできたわ。いつも今よりもう少し広い家、完璧な場所を求めていた。そしてここまで来た。今言えるのは、あなたといっしょのこの数ヶ月、初めて安らぎをおぼえたのよ」
「あなたが船を愛しているのは知ってる、多分私を愛する気持ちよりも船への思いのほうが強いわね。私とも船とも別れたくない。でも手を離してくれないと、あなたは一度に両方失ってしまうの」

ヒロは深く傷付いている。このめちゃくちゃな世界でたったひとつ純粋な存在だったヘラがいなくなってしまった。ブーマーを憎むと同時に、自分の無力さが恥ずかしい。今の彼には、スターバックの愚痴を聞いて励ますエネルギーは無い。
彼はアダマに直訴する。ラプターでアセナといっしょに娘の捜索に行かせてください。娘を失った気持ちは理解できるが、自殺的ミッションに君を送り出すことは私にはできない、とアダマは却下する。何かしないと気が狂ってしまいそうなヒロ、心がもうずたずただ…。

事故で無くなった乗員たちの葬儀が行われる。コロニアル軍の葬儀、サイロンの葬儀、バルターたちの葬儀。形は違うが故人を悼む気持ちはみな同じ。
遺体がしめやかに送り出され、参列者が散り始めたその時、バルターが爆弾を落とす。「死は終りではない。サイロンの再生のことを言ってるんじゃない、永遠の命の贈り物について言ってるんだ。我々の中には、その生きた証拠が、死んで戻ってきた者がいる。カーラ・スレイス大尉だ。彼女は天使だ。」アダマは激怒、リーの表情は複雑、スターバックは怒りと恐怖と哀しみの混じったような表情だ。

アダマは葬儀の後、ベッドで眠るロズリンのもとを訪れる。彼女が死に向いつつあるのはわかっている。ヒロに言われたこと『この船はもう死んでるのにあなたはそれを認めず無駄な手当をしている、でも私の娘はまだ生きているんです』あれはその通りだ。ボロボロの提督室で、彼は号泣する。心の底ではわかっているのだ、訣別の時がきていることを。

追悼の間のスターバック。
リーは言う、「僕は気にしないよ。ヤツが言うことなんて全然。僕は君のヴァイパーが爆発するのを見た、でもいいんだ。僕はここにいて、君は今僕の前にこうしている。僕はリーで君はキャラだ。他のことなんてどうでもいいよ。」リーは彼女の頬を愛おしむ。スターバックは自分の写真をキャットの隣に貼る。

アダマはタイに命じる。「全ての修理作業はやめだ。下船する準備を始めるよう、全乗組員に伝えろ。」ギャラクティカに別れを告げるのだ。

ブーマーはキャヴィルの元へ到着。まるで「ロード・オブ・ザ・リング」のサウロンの山みたいな景色、まさしく魔窟。ブーマーはキャヴィルにヘラを渡すが、心は揺れている。「ブーマー行かないで」とヘラは彼女を呼ぶ。大粒の涙をこぼすブーマー。

ギャラクティカから人々が散り始める。
スターバックは眠るサムに話しかける、私はなぜここにいるのか、私1人の考えだけど、あの音楽に関係があるんじゃないかと思う。父が教えてくれたあの曲、あなたたちを目覚めさせ、地球へと導いたメロディ。あれには私には見えない何かのパターンがある。でもあなたにはきっとわかる。
スターバックはサムのプラグを繋ぐ。彼は目を開き言う、「新しい任務だ」。

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