VHSの処分作業継続中。

2011/09/25(Sun) 12:31
movies

「肉体の冠」監督ジャック・ベッケル主演シモーヌ・シニョレ、セルジュ・レジアニ
娼婦マリー(シニョレ)を巡る男たちの悲しい物語。マリーはちんぴらのロランと付き合っていたが、ある日カフェで出会った大工マンダ(レジアニ)と恋に落ちる。マンダは少年院に入っていた過去を持つが今は堅気、実直な仕事ぶりが気に入られて親方の家で住み込みで働いていた。その彼がマリーと恋に落ちる、その見つめ合うダンス・シーンは圧巻。今のハリウッド映画ならさっさとダンスを終わらせてしまうだろうが、ベッケルは一曲丸ごとかけて、彼らが回り見つめ合い気持ちを通わせていく様を描く。ぶっきらぼうで無表情だったマンダの顔に笑みが浮かぶ。ああ、彼は不幸になる、と見ているこちらは切なくなるのだが、彼らは幸せいっぱいだ。
マンダとマリーのカップルがそのまま幸せになれるはずがなく、女を取られて面目まるつぶれのロランとマンダの決闘の結果ロランは死にマンダは殺人犯となってしまう。親分のロカはマリーを我がものにしたいので、この事件をうまく利用してやろうと画策。マンダを逃がして彼の親友レモンを警察に犯人として逮捕させる。必ずマンダが自首するはずだからだ。そうすればマリーとマンダを決定的に引き離すことができる。
そうとは知らないマンダとマリーは、郊外の川沿いの家で幸せな時を過ごす。現実には目をつぶり、二人だけの世界をとにかく楽しもう。偶然入った教会では結婚式が行われていた、憧れのまなざしで見つめるマリー、耐えきれず出ようと彼女をひっぱるマンダ。彼は二人の別れの時が近づいていることを感じていたかのようだった。
レモンが自分の代わりに逮捕されたことを知ったマンダは当然自首、レモンは自分を売ったのがロカだと知りマンダに「お前とマリーを引き離すためにロカが俺を売ったんだ」と告げる。マンダとレモンは移送の途中で脱走し、レモンは追っ手に撃たれ死亡。親友を失ったマンダにすべきことはただ一つ、ロカへの復讐しかなかった。
マンダは警察署内でロカを撃ち殺す。これは俺の分、これはレモンの分、と何発も弾を撃ち込むマンダの姿が冷静であるが故に悲しい。そして二つの殺人事件の犯人であるマンダは死刑になる。ギロチン台のよく見えるホテルの部屋をとり、マリーは彼の最期を見届ける。

傑作だった。シニョレは正直ヘンな顔に見えるが、目元が愛情深いというか、愛らしいというか。レジアニは派手な演技も大袈裟な表情変化もそれほどない、それがマンダという男だから。
映画の本筋とは違うところで思ったのは、今という時代はなんと趣の薄い時代なのだろうということ。映画の中の彼らが気持ちを伝えたり、人を呼び出すために使うのは手紙による言付け。メールも別の味わいが無いわけではないけれど、手紙の方が心情的にも視覚的にも圧倒的な訴える力・求心力を持つ。あと、馬車の存在。馬車に揺られる時間そのものが一つの存在感というか、心理描写なのだ。

これまで見てアタリだったのは「私のような美しい娘」(トリュフォー)、「どん底」(ルノワール)、「肉体の冠」。
普通が「ボーイフレンド」私はツィギーには興味が無い、若くぴちぴちしたトミー・チューンは収穫!
ハズレだったのは「ジェラシー」(ニコラス・ローグ)。気取ってて古くさい。

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10月のWOWOW

2011/09/24(Sat) 19:50
その他ドラマ

10月から完全な3チャンネル化ということで一応気合いが入ってると思われます。
毎日新作ドラマとはいうものの、私はボードウォーク・エンパイア(字幕版16日9:45-スタート)だけで良し!と思っていたのですが、あらら伏兵が!つーかWOWOWプレミア枠ね。

「ミルドレッド・ピアース」15-16日(土・日)各16時~

しかしこれよりも楽しみなのは、ジョーン・クロフォード主演の元版の放送であーる。

「ミルドレッド・ピアース」15日(土)朝8時~

ガーディアンだったか新版に対して結構シビアで、元版をほめていたような気がする。楽しみです。

あとは今月録画失敗したブレッソンの「スリ」(5日朝4時半)と「少女ムシェット」(6日朝4時半)を今度こそ録画するっ!

20日朝4時「木靴の樹」のように167分ある映画の保存板を作るには、標準モードで録画してブルーレイに落とすのがいいのか?実はレコーダーを買い替えてからドラマ以外のものを盤に落としていないのでよくわからないのであった。

スカパーの無料のぺらぺらガイドも今日届いた。10月はNHKの「グッドワイフ2」(金曜23時7日スタート)以外頑張るドラマは無し。グッドワイフといえば先日ピアスモーガンのショーを見ていたら、グッドワイフ組がゲスト。そして、2のラストなのか3の冒頭なのかウィルとアリシアの某シーンを見ることが出来た!うわーい、ウィルよかったねぇ~(涙)あの後どうなるのかしら。彼ら二人に関しては完璧にメロドラマのノリで見ている私である。
アラン・カミングが我が道を行っていたのが彼らしくて嬉しい。ヘンなおっさん髪型は勘弁してほしい(苦笑)

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嬉しいサプライズ。

2011/09/19(Mon) 20:15
その他ドラマ

コーチ・テイラー@FNLが2011エミー賞ドラマシリーズ主演男優賞受賞!心底びっくりした!
賞というものは~オスカーにしろエミーにしろ~近年どうでもよくなっている私だが、カイル・チャンドラーさんの今回の受賞は大変嬉しい。「ここに立てるなんて全く考えてなかった」という彼の言葉は多分本音で、その分感激も数倍だろうなあ~と。
あとの賞は概ね順当、『ハイハイ、そうですね』的なものばかり。コメディ部門はモダン・ファミリーがざざーっとさらっていき、ドラマ部門はHBOやAMCが『むぅ~』と苦虫噛み潰してるであろう結果。Downton Abbeyが強かった!スターch.を契約するのはシャクなのでどうか早くLaLaに降りてきますように。

誰が何の賞を取ろうと(コーチ・テイラーは除く)私が今一番好きなドラマはin Treatmentであることは変わらないし、ジョン・ハムさんが受賞しなくてもMad Menは最高のドラマだ。賞というものは、もらう人が一番嬉しい&キャリアの励みになるものであって、特に個人賞は作品そのものの質とイコールでは無いと思う。
そういえば、少し前のEWの公式に『本当ならこの人たちがノミネートされるべきなのに』の一覧が出ていたっけ。Mad Menのピートの人なんてホントそうだ。ヴィンセント君の演技にはうならされること度々。彼に限っては『賞なんてどうでもいいの人』なのだとは思うが。若いのに達観していて不思議な人だ。

午後からはオーケストラ・アンサンブル金沢の公演を聴きに某町某ホールへ。名古屋にはあんな気持ちのいい音の鳴る中規模のホールはそうそう無い。客席もゆったりしていて、場内の雰囲気は世田谷パブリックに少し似ている。歪みの無い澄んだ音が耳に心地良かった。
10月に北川フラムの講演会があるそうな!行きたいが仕事の後ではスタートに間に合わない、悔しい。。。

外は大雨、涼しくなるといいなあ。

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ラグビー三昧。

2011/09/11(Sun) 19:49
sports

フットボール鑑賞からは撤退しても、ラグビーは見ますぞぉ!2011ラグビーW杯が始まったのでそちらに全力投球です、従って早速L&O本家視聴はお休み、録画もしません。あれもこれもは出来ないのであっさり諦めるのでアリマス。映画館で見たい映画も今のところ無いし、第3週にwowowで放送されるブレッソン映画を保存用に録画することだけ忘れないようにしてと。20日10時~「抵抗」「スリ」、21日「バルタザールどこへ行く」「少女ムシェット」、22日「ラルジャン」。
今日も蒸し暑かった、早く秋らしくならないかしら。

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L&O本家は後半が面白い。

2011/09/08(Thu) 19:40
その他ドラマ

まだたった3話見ただけなので決めつけは禁物ではあるけれど。
45分で捜査・逮捕・公判・評決まで展開しなくてはならないから、警察部分はかなりあっさり、後半の検察部分の方がじっくり描かれる。捜査場面の凝った展開は無いが、事件そのもののは複雑な背景を持つ。世間の耳目を集め、白黒はっきりさせるのが容易ではなく、各々の倫理観・宗教観・人生観等が問われ、評決が出た後なんとも言えない気分になる。刑事や検察の個人的嗜好やプライベート部分の描写は最小限で、事件・案件が主役のドラマなのだろう、というのが今日までの感想。それでも、捜査のクセとか、公判での論理の立て方・攻め方の個性がはっきりしているから、見続けるに従って面白みが増すだろうし、メンバー次第ではスルーしたくなるシーズンもあるような気がする。
第15シーズンでもそこそこ見応えがあるのだから、草創期から中盤にかけてはもっとスリリングなのかも。まさしく『お楽しみはこれからだ』、早くS1にもどって欲しいです。

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9月のドラマ鑑賞目標。

2011/09/06(Tue) 20:18
その他ドラマ

CS等ではL&O本家のみ。『絵日記三日坊主にならないようにしなきゃ』みたいな状態。でも1、2話見損ねても付いていけなくなるわけでもなし。と、既に心構えがなってない。
DVDは『in Treatment』S1箱をまず完走すること。最後は涙涙、だろうか。
次は届いたばかりの『The Hour』だーっ!こうやって宣言しておけば見るでしょう、ワタシ。久しぶりのジミー@TheWireとベン・ウィショー君、ずっと楽しみにしてました。
ジミー&ファスベンダー様のThe Devil's Whoreも途中見なのでなんとかしたい。
何か予約していたDVDがあったような。。。Bored to Deathの2は来月だった、ほっ。

夕べふとテレビを付けたら「胡桃の部屋」をイマドキの若い女優さんたちが演じていた。向田邦子のドラマにイマドキ美人は似合わないと思うのは、私が頑固なオバサンだからかな。

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久しぶりに映画途中退席。

2011/09/06(Tue) 13:47
movies

火山が噴火して地球が映ったあたりで、あ~もうだめ~勘弁して~トイレ行きたい~と席を離れそのまま映画館から出てしまった。普段なら2時間くらいトイレは我慢できるのだが、今日は我慢する気になれず。
で、今更ながら思った、映画は義務感で見てはいけない。猛烈に見たいと思えなくてもふらっと見た作品が大当たりだったということもあるから、足を運ばないよりは運んだほうがいい。でも映画鑑賞が仕事なわけでもなく、時間も体力も有り余るほどあるわけではないのだから、やはり心底見たいと思える映画だけを見よう。映画館で見られなくても、本当に力のある映画ならテレビ画面で見ても引き込まれるはずだ。
というわけで、今現在「絶対見たい!」あるいは「かなり見たい!」映画を列挙してみる。

絶対見たい:
Tinker, Taylor, Soldier Spy」見るしかないでしょ。猛烈に見たい其の壱。
A Dangerous Method」ファスベンダー様。。。猛烈に見たい其の弐。
Shame」ファスベンダー様&Sマックィーンですからっっ!猛烈に見たい其の参。
Hugo」ワタクシ初の3D体験はこれにしたい。原作面白いです。その著者もユニークです。
Pina」ヴェンダースが3Dで撮ったピナ・バウシュの世界。これは日本公開ないよなあ。諦めてブルーレイ予約しようかな。

かなり見たい:
Margin Call」スーツ姿のジェレミー・アイアンズだから。トレイラーかっこよかったす。
「ウィンター・ボーン」10月ミリオン座
「ラビット・ホール」11月名演小劇場
The Idea of March」クルーニィ兄貴とライアン・ゴズリングの組合せがいいなあと。
ケネス・ロネガンの新作「Margaret」面白そう。
あちこちでフレデリック・ワイズマンの上映会があるらしいが、当地では無さそう。あれば通うのに、残念。

今わかってるのはこれくらい。「ゴーストライター」(9月24日公開センチュリー)はきっとそこそこ面白く作られていると思う。普通に真っ当によくできた物語を見たいざます。イメージ映像は不要だーっっ!今後はもう少し作品&上映情報を真面目にリサーチしていこう。

昨日「life in a day」という素人投稿映像をまとめた映画を見たのだが、さすがケヴィン・マクドナルド、うまく繋がりを付けて緩急のリズムもあり、面白く見られた。姿勢がストレート直球勝負なのが良い。目指しているゴールは私が退席した『パルムドール大賞の某映画』と同じような気がするのだが、life in a dayの方が素直でいいなあと思う。そうか、昨日の映画が今日の退席の布石になったのか、そういうことにしておく。

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