くさくさした気分の時はIPS。

2010/07/31(Sat) 08:49
その他ドラマ

大した理由はないのだが、私にしては珍しくチト下向きな気分の今日このごろ、何かを見て気持ちを上向きにしようと手にとったのが『In Plain Sight』メアリー・マコーミック主演のドラマである。
日頃「捜査系は飽きた」とアレもコレもリタイアしているのに、このIPSには飽きない。「メアリーよぉ~(涙)」とテレビに向かってつぶやきながらじんと感動している。
舞台はニューメキシコ州アルバカーキ、メアリーは、証人保護プログラムによって国内のあちこちから連れられてきた証人(及びその家族)を世話する連邦捜査官。たくましい二の腕と抜群の行動力と強靭な精神力でもって、有象無象の証人たちを守ってやっている。そして更に、ダメ妹ブランディと、ダメダメ母ジンクスという、証人たちよりもっと手のかかる問題人間が、彼女の帰りを日々待っている。(巣から身を乗り出して「はらぺこだはらぺこだ」とぴーちく鳴くツバメの子さながら。)メアリーには気の休まる時間が無い、恋人ラフといっしょにいても仕事の電話に邪魔され、何より彼女は自分の本音をさらけだすのが苦手だ。それは、幼い頃父が失踪し、その後メアリーがずっと鉄板のように立ち、家族を世間から守ってきたからかもしれない。
相棒のマーシャルは、鳥みたいな風貌(昔、行楽地の土産物屋によく売っていたシーソー的水呑み鳥みたいな感じ、ん?余計わからん?)と哲学的な物の云いが面白い。誰よりもよくメアリーのことを理解している最高の相棒である。私は彼の身のこなしが結構好きだ、すとんとした棒のような体が意外にスマートに動く。もごもごした口調も面白い。上司のスタン(TheWireのグリーク)も同様で、メアリーの無鉄砲さと意地っ張りなところを暖かく見守る父親みたいな風。ユーモラスでかわいいところもナイス。
癖のある証人たちはおとなしく身を潜めてはくれず、何か事件を引き起こしメアリーとマーシャルとスタンが奔走する(時々登場する地元警察のダーショヴィッツ刑事もちょっとしたスパイスか)、ブランディとジンクスがメアリーを困らせ、ラフとの関係は一進一退、メアリーは失踪した父の影を振り払うことができず(FBIは彼をずっと追い続けている)、周囲の支えはあってもやはり彼女は独りで立っている。
「なんだ平凡じゃん」と大方の人は言うだろう、事実そうなのだ。アルバカーキのひなびた感じが面白いし、役者のアンサンブルも味わいがある。が、派手さは無い。じみーなドラマである。地味なだけではなくて、まあ言うならば、メロドラマ~機能不全家族のメロドラマだ。証人家族も、メアリーの家族も問題だらけ。弱いもんだらけ。
世の皆様が愛する優れた各種捜査系ドラマをあれこれくさしておいて、私はこのメロドラマにYESを唱え続ける。元気の無い時はIPSを見て、メアリーに元気をもらう。この図式は当分変わらないと思う。

追記。メロウなだけではないのよっ!はらはらどきどきも満載でっす。S1ラストの『メアリー危うし!』にはホントにドキドキしました。自分で書いときながら、メロドラマと書き過ぎたーと反省して意味不明な追記です。
以前どこかで書いたけれど、彼女らの立ち位置が微妙なのも良いです。彼女らが守っている証人たちは皆が皆『正直な善人』ではありません。取引の結果得する方や、味方を裏切る道を選んだ者も多く、結構な額の公費を使ってこいつを守るのってどうよ、な思いをさせられるケースもしばしばあるはずです。普通の捜査系ドラマだと、主人公たちは一応正義の味方ですが、メアリーたちはもう少し中間にいるような感じがする。そこが面白いと思います。ま、基本的に私はメアリー・マコーミックが好きなんで、ハイ。

In Plain Sight: Season One
Constance M. Burge
B001QUXNQG


In Plain Sight: Season Two
B002ZHKZFQ


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テンポとかトーンとか。

2010/07/23(Fri) 12:45
movies

あるフランス映画を見てきた。正直不満である。
独立系の映画製作会社を経営する父とその家族の物語で、積もり重なる借金と負債でにっちもさっちもいかなくなった彼は自殺。残された妻は会社を存続させようと奮闘するがうまくいかない。微妙な年頃の長女は父への思慕だけではなく恨み怒りも抱えて揺れ動いている。救われるのは、次女三女の底抜けの明るさだけ。妻は会社をあきらめ、娘たちを連れて彼女の実家のあるイタリアへ戻る道を選ぶ。
なぜイマイチに感じたのかじっと考えてみるに、映画のテンポやトーンがずっと同じだからではないか、という気がしてきた。製作会社社長は四六時中電話で誰かと話している、交渉、説得、懇願、の繰り返し。そのリズムがずっと続いている。家族と過ごす週末も変わるようで変わらない。娘たちの無邪気な寸劇調の見せ物に心が和むがそれもいっときで、すぐに元のリズムが戻ってきてしまう。どこへ行っても何をしていても、映画製作という魔物から逃れることは出来ない。だからこそ彼は追い詰められていったわけで、彼の苦しみを描くためにはその均一のテンポが不可欠なのだけれど、そこが不満の元にもなる。
父には自分たち以外に息子がいたという事実を知ってショックを受ける長女のくだり、負債の大きな原因の一つでもある凝り性監督のあれこれ、そのあたりの描写も中途半端なような、無くてもよかったような。
結構期待していたのでやや残念だった。(残された家族の悲しむ姿に涙しない私が人非人という説も有り。)

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「The Class」

2010/07/20(Tue) 07:39
movies

ローラン・カンテの「クラス」を見てきた。とーにかくめちゃくちゃ面白い映画だった.

The Class (Entre Les Murs)
B002AG2NTI

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小品ながら見応えありの2本。

2010/07/13(Tue) 16:37
movies

ワールドカップが終わり、何か能天気で楽しい映画が無性に見たくなった。最初は「ハングオーバー」のつもりでいたが選んだのは結局以下の2本。能天気とはほど遠い内容だが、満足度は高い。
がしかし、「ハングオーバー」も見たい。主演の一人、ブラッドリー・クーパー目当てで「エイリアス」の見直し、なんてしてないでさっさと109シネマズへ行けよワタシ!

Modern Life [DVD] [2008]
B001X22XRC


Sin Nombre
Cary Fukunaga
B002FHGESI

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バトルスター・ギャラクティカ4#73 Daybreak part2-3

2010/07/07(Wed) 23:00
Battlestar Galactica

再びカプリカ陥落前。
提督もローラもリーもスターバックもガイアスも、喪失感を抱えて生きていた。そこへ突然サイロンたちが襲ってくる。それ以後ずっと今に至るまで、自身のことを考えるより先になすべきことが常にあり、とにかく突っ走ってきた。
最後の決戦を前に、各人は過去を振り返り、心に開いたままの穴と改めて向き合う。


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なんとなくほろり、「イーライ・ストーン」

2010/07/05(Mon) 11:40
その他ドラマ

傲慢でややシニカルなやり手弁護士のイーライ、仕事もプライベートも順調、人生万事順風漫歩。ところがある日突然彼は幻影を見るようになる。ジョージ・マイケルが歌ったり、上司やクライアントが踊ったり、おまけに未来を予言するような内容だったり。
原因は脳動脈瘤だった。イーライの頭の中には常に爆弾があり、それが作用してなのか何なのかメカニズムはよくわからないが、とにかくその動脈瘤の存在が彼の体に変化を起こしているのだった。
そしてイーライは変わり始める。それまで扱う気にもならなかった無償奉仕的な仕事や、弱きを助け強きをくじき、時には事務所に不利益を与える結果になる仕事すら引き受けるように。
イーライの変化は周りにも影響を与える。シニア・パートナーのジョーダン、その娘でありイーライの婚約者でもあるテイラー、イーライの兄ネイサン、イーライの不可解な行動にイライラさせられはするが、徐々に彼の変化を受け入れるようになり、自身を振り返る各々。
兄の勧めでイーライは動脈瘤の除去手術を受ける決心をするが、その手術はかなりのリスクを伴う。それでも彼は受ける選択をし、手術の日をいよいよ迎えるのだが…。

斬新なドラマではない。主人公が幻影の中に放り込まれ、誰彼が歌ったり踊ったりというのは「アリー・マクビール」もそうだし、よくあるパターンといえばそう。
強烈な登場人物は特に無く、主演のジョニー・リー・ミラーも際立つ何かがそれほどある役者ではない。ストーリーは一話完結で、毎回人道的な案件をイーライが担当し、その案件に関する夢を見る。仕事と平行して彼のプライベートの問題の糸がからんだりほぐれたり。そして少しずつ運命の日が近づいてくる、という感じだ。
でも何か惹かれるものがあり、とぼとぼと見続けていた。エンディングの少し物悲しいメロディが流れると、胸が詰まる思いがすることもしばしば。イーライと兄ネイサンのやりとりが特に好きだった。不器用な人間同士が不器用にお互いを気遣う様が、しみじみとしてよかった。
こういう病い系のドラマは、主人公以外のキャラクターもどこかしら機能不全的要素を抱えていて、まあ言うならば-使いたくない言葉だけれど『癒し』の要素が強い。作品を気に入るかどうかの分かれ目はその『癒し』がツボにはまるかはまらないかで、このイーライ・ストーンは私の場合結構はまる部分があった、ということなのだろう。
第2シーズンは来春放送予定とのこと。動脈瘤手術を終えて生還したイーライがどういう再スタートをきるのか、一応楽しみにしておこう。

Eli Stone: The Complete First Season
B001ASIHZG


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おどろいた!

2010/07/03(Sat) 06:45
sports

オレンジが残ったのは大変嬉しい。私、黄色苦手なんです。
次の試合の『結果、手を出してよかったね』ある意味神の手か?。赤退場だから次は出られないけど、彼が手で止めなかったら負けてたもん。
みんながぎりぎりのところで戦ってるから思いがけないことがいろいろ起こって、やっぱり面白いなあ!

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