久しぶりにバレエ。好き勝手な感想。根拠無し。

2008/05/30(Fri) 22:34
その他芸能

プレルジョカージュ振付の「ル・パルク」パリ・オペラ座バレエ団の公演を見てきた。今日はマニュエル・ルグリの日。
暴力的に美しい冒頭に頭がくらくらした。その後は男女の愛が優しくユーモラスに語られ、セクシーで、かなりあからさまな性愛も描かれ、でもやっぱり男女は分かり合えないのか?な面白いバレエでした。
音楽は若干の電子音楽以外は全てモーツァルト。私にとってのモーツァルトは『美しく優しい音楽』ではなく、『よこしまな凡人(私みたいな)を拒否し、その世界に到達する事ができない挫折感絶望感をいだかせる音楽』だ。だからモーツァルト一色の世界は、『綺麗なバラには棘がある』世界なのである。
マニュエル・ルグリは素晴らしい。プレルジョカージュの振付は初めて見たけど、男を美しく見せる踊りなのか、ルグリが際立って美しく、相方がやや弱く見えてしまう。プジョルもエトワールなのだが、どうしてもルグリに目がいってしまう。昨日のル・リッシュはどうだったのだろう?
空席が目立ったのは、演目がコンテンポラリーであったことと、やっぱり名古屋だからか。ま、しょーがないやね。

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TheWire/ザ・ワイヤー S1#4 Old Cases

2008/05/28(Wed) 15:19
The Wire

個々の才能がより明確に見えてきてわくわくする。
自分と無関係で遠いものだと思い込んでいた世界が、実は自分の世界と交錯していた、すぐ隣だったことに気付かされる。
自分の立っている場所は、思っているほど確固とはしていないのだという事実に気付かされる。
見どころがあり過ぎる。

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私が宣伝したって大したことないけどさ。

2008/05/28(Wed) 09:16
その他ドラマ

スパドラさんで6月1日から応募開始の懸賞もあるというホミのDVD。箱買い病の私はもちろん予約済み。早く発売されないかなーっと。

ホミサイド 殺人捜査課 シーズン1 DVD-BOX
ホミサイド 殺人捜査課 シーズン1 DVD-BOX


箱といえば、よく行くオフの店頭にLaw&OrderのS1箱が4000円ちょっとで売っている。欲しいなーと一瞬思ったけど、買っても見る時間ないし、と伸ばした手を引っ込めました。来月になっても残ってたら買おうかな。とか言ってて売れちゃったら後悔するに決まってるからさっさと買えよって話もアリ。

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6月はサッカー、ヨーロッパ選手権もあります。

2008/05/26(Mon) 23:16
その他ドラマ

今週でブラザーフッドとSVUが終わるので、来月はちょっとラクできるかな。
必須:リ・ジェネシス、ダメージ、6FU、TheWire、デッドウッド、Spooks
ゆったり(?)必須:ユーリカ、エイリアス(あと少し)
準(??)必須:ミディアム、クリミナル・マインド
これだけ。LaLaTVで英国文芸物をいくつかやるので録画するだけしとこう。

問題はユーロ2008であります。W杯よりも密度の濃い大会、捨て試合ほぼゼロ、のサッカーの祭典です。大会最初の試合はスイスvsチェコ、見なくては!その後も『見なくては』の連続ですが絶対に無理なので、泣く泣く選択して見ますわ。更にラグビーの各種テストマッチもございます。ウィンブルドンも6月?エナンが引退したので女子はパス、男子もなあ…ヒューイットとジョコちゃんくらいは見たいけどはてさて。とにかくがんばらなくては!(と、毎月言っていますがちっとも頑張れてません)

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デッドウッド S2#8 Childish Things

2008/05/26(Mon) 15:13
Deadwood

アル。すっかり元気。いろいろと作戦をたててどんどん進めていく。ピンカートン探偵社の女には、アルマに夫殺害を依頼された旨の書面の件はOKと告げ、セスにはモンタナの判事と知り合いだったよなぁ?と確認。メリックは電信の機材を揃え、技師も呼んだ。アルは用意周到に、ひっそりと事を運びたいから電信は邪魔。で、メリックの事務所とアルの店は二階がつながっているので何かと便利だ。

セス。前回同様今回も、顔はきりっとしてるがやってること言ってることはどうもぴりっとしない。ソルから銀行の立地について相談を受けると、店が見えないところに銀行を建てないとアルマの気が散るじゃないかと怒る。夫の逡巡がよくわかる妻マーサからは、息子に対する思いやりには感謝しているけど、お義理で抱いてもらっても嬉しくない。自分に正直になれば?とはっきり指摘される。返す言葉無し。でもじゃあアルマの元へ、というわけにもいかないし、どうするのが彼にとってマシなのか私にもわからない。

今回の私にとっての見どころはウォルコットとチャーリー。不思議と2人には、それぞれの品性のようなものを感じる。人をいとも簡単に殺すウォルコットに品性というのもおかしいとは思うが。
ウォルコットがジョアニーの店を訪れる。当然ジョアニーは彼が自分を殺しに来たのだと思い、バーボンの瓶で彼を殴る。ああ違うのだよ、ジョアニー、彼はあなたと話をしにきたのだ、と私は思う。何を話したいのかわからないけれど、ウォルコットの内側が変化してきている。壊れ始めているのかもしれない。ジョアニーに救ってもらいたかったのかもしれない。
チャーリーがワイルド・ビルの墓に話しかける。「ジェーンは飲んでばっかりだ、ちゃんと見守ってはいるつもりなんだけど。ジェーンは死ぬ気かもしれない、どうしたらいいんだ」「君の最期の手紙を手に入れたんだ。大事なものだから、奥さんには直接手渡すよ」
親しいものが次々といなくなるのはつらい。ビルも救ってやれなかった。ジョアニーの力になれているのかわからない。こんな時本当にビルがいてくれたら。彼の泰然とした風貌が目に浮かぶ、彼がいたら大勢の人が救われるのに。無駄なたらればを語ってもしょうがないが願ってしまう。あの人がいてくれたら、と。

その他には。
町に自転車がやってくる。転ばずにサイの酒場まで走れるか、賭けが成立。町はひととき大にぎわいだ、急に決まった祝祭日のよう。その時だけは、誰もが朗らかに笑い、自転車がよろよろと走っていく姿に歓声をあげる。
デッドウッドで学校を開くはずだった女教師は、町の様子に驚き一日で退散してしまった。教育を受けるべき子供は大勢いるので、マーサが教鞭をとることを決意。そのことをアルマに伝えにいくが、アルマは強く反発し、その反応がマーサをいらだたせる。
エルズワースは意を決してアルマにプロポーズ。アルマは全く予想していなかった彼の申し出にショックを受ける。「よく考えてみるわ。ありがとう」と即座に拒絶することはしないが、まさか彼のような人間に憐れみを受けるとは。
町はずれの売春宿では、中国人娼婦が使い捨てられ死んでいく。彼女らを気に留めているのはドクだけ。

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おかえりアダムSpooks S4#8

2008/05/26(Mon) 09:19
その他ドラマ

今回も面白かったですねー。

アダムはフィオナの死から立ち直れない。彼女の両親にも息子にも彼女の死を告げられないまま。葬儀の予定もたてていない。現場に戻してくれとハリーに頼むが、療養所へ行かない限りダメだ、と拒まれる。
さてアダム以外の皆は『鳴き鳥作戦』を遂行中。ロシアの富豪が経営破綻寸前のNHSを買い取って立て直す、と政府に働きかけているが、どうもうさんくさい。だが背に腹はかえられないと政府は承諾する方向で調整中。そのうさんくさい富豪の周辺を探り、彼の本当の企みを解明し、今回の買収をご破算にしなくては。

喪の形は人それぞれ。
アダムにとっては、カウンセラーとの対話は無意味とは言わないまでも根本的解決にはならず。結局は第一線に戻り、任務を遂行し、その中で現実を受け入れていくしかない。この先様々な場面で、フィオナのことを思い出し、心に痛みが走るだろう。でも彼には仕事しかないし、人一倍才能もある。だからハリーはアダムを仕事へ戻した(今回の作戦が失敗に終わる可能性が高く、どうしてもアダムが必要になってしまったからだが)。アダムは見事に成し遂げ、フィオナの死を受け入れることもできた。結果オーライ、やや乱暴な形ではあるが治療も完了。
現場で一人になって、号泣するアダムの姿は痛切。仕事によって得られる達成感を、今まではフィオナと共有できた。でもこれからは一人で噛み締めなければならない。

国の医療制度が破綻しかかっているから外国資本の手にゆだねるというのは、いくらなんでも現実にはあり得ないと思うけれど、非常に風刺がきいてて面白い話だと思った。一つはそういうのも空想しなければならないほど経営危機にあるんですよ、ということ。もう一つは、外国資本の流入、外国資本による買収等に寛大、積極的な昨今のイギリスの在り方。
ロシア人の買収は退けたものの制度が危機的状況にあるのは変わらないので、所得税アップという『国民皆で痛みを分かち合いましょう』的結果になるというのも、ちょっと劇画調でおかしい。大山鳴動してなんとやら、か。

作戦の重要な駒として投入される老スパイの最期が哀れ。30年の服役から解放され、妻と歌う「インターナショナル」。私はその世代ではないけれどあの歌を聞くと、なんとなくわくわくしますね。ハリーの期待に応えて泥棒ロシア人の野望を暴くことには成功するが、なんとかかんとかいう化学薬品の注射で記憶喪失、多分廃人になってしまうのだろう。信じた理念のために投獄され、もう一度闘うことを決意した結果自分を失う。残された妻は今までの30年以上につらい生活をおくらねばならない。彼を使うことを決めたハリーもつらいなあ。

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デッドウッド S2#7 E.B. was left out

2008/05/23(Fri) 23:49
Deadwood

この回、かなり盛りだくさんでカラフルでした。

アルは、印刷機を壊されショック状態のメリックのもとを訪れる。メリックは相当落ち込んでいるが、アルは「苦痛を受けても死んでない。耐えてやり返せ」と彼流の言い方で励ます。

サイはウォルコットが殺した娼婦の後始末を中国人にやらせる、多分豚のエサになったのだろう。ジョアニーがサイに尋ねる、彼女たちはどうなったのか、弔ってやりたい。ジョアニーの目の下には隈、うるんだ瞳はどこか遠くを見つめているよう。
ウォルコットは放心状態が続いている。ひげをそろうにもカミソリを持つ手が何やらためらう。首にあててみる。横にひけばどうなる?
アルはアルマと会えるよう手筈を整えろとファーナムに命令。ファーナムは落ち着かなくてしょうがない状態が続いている。彼には2人のボスの間を適当にうまく行き来することが出来ない、最初からやめときゃよかったのに自分の器を超える状況を自分で作ってしまった。見てるこっちは面白いけどね、小動物がおろおろしている感じ。が、あまり見ていたくない気もする。
ジョアニーはチャーリーに、ウォルコットと娼婦の事件を語る。誰かに聞いてほしい、言わなければ心が死んでしまいそう。3人の娼婦がウォルコットに殺された、どんな男にも負けなかったマディが唯一怖がっていたウォルコットに。シェ・アミの店内には何も残っていない、血一滴すら。
ジョアニーを慰めながら、チャーリーは心に何かを誓う。

食堂に並ぶ男たち。ウォルコットの後ろにはチャーリー。彼はウォルコットが足を踏んだと言いがかりをつけ、喧嘩を売る。ウォルコットを店の外へ引きずり出し、思いっきり彼を殴る、蹴る、痛めつける。突然始まった喧嘩を、周囲は不思議そうにただ眺めるだけ。止める人もいない。やっとセスがチャーリーを引きはがした時には、ウォルコットはかなりひどい状態になっていた。
なぜこんなことを、とセスが聞いてもチャーリーは「足を踏まれたからだ」と言うだけ。

ファーナムはアルマにすりより、アルの伝言を伝える。ファーナムは何が話し合われるのか気になってしょうがないから、アルマに請うように聞くが、「あら教えてもらってないの?」と面白そう。とにかく2時にアルマの部屋で会談が開かれることに。

サイがアルを訪問。チャーリーとかいう奴が大事な男に怪我をさせた、ジョージ・ハーストの部下だ。刃向ってはいけないと言って聞かせないとまずい。チャーリーやセスを責めるような口調だが、もちろんサイはアル・スウェレンジンを脅している。

ドク、ウォルコットの診察。あばら骨が折れている。ウォルコットは自分に突然殴り掛かってきた相手が誰だか知らなかった。ワイルド・ビルの親友だったチャーリーだ、とドクが教える。チャーリーに会ったら、ワイルド・ビルの手紙を渡したいと伝えてくれ、とウォルコット。その意図は何か。ただ手紙を渡すだけならいいが、喧嘩の続きをやりたいのか。ウォルコットの体の状態からいって、それは無理のようだが。そして訪ねてきたチャーリーに、素直に手紙を渡した彼の真意のほどはいかに?何気ない文面だが、ワイルド・ビルの手紙が彼の心を動かしたのだろうか。

アル、アルマを訪問。ファーナムはどきどきはらはら。
今日の議題は、例のピンカートン探偵社の問題。ギャレット家はアルマを夫殺しの犯人に仕立て上げ、彼女が絞首刑になったらアルマの金脈を奪うつもりだ。そのために女家庭教師を潜り込ませた。その片棒を担げとアルは依頼され、報酬は5万ドル。アルは自分は探偵社が嫌いだし、ハーストもこの町に目を付けていて、自分の立場がかなり悪化している。夫人に味方するのは自分の都合のためだと正直(一応)に話すアルは「5万ドルくれるなら、署名入りの書類を書かせる、それがあれば夫人は逮捕されない。どうだ?」と提案。決定は後ほど。

セス、アルマを訪問。彼女の体を気遣い、自分たち家族が町を出たほうがアルマのためになるのか、と言ってみる。「あなたが町を出たからって私の状況が変わると思うの?」セスは彼女のことを思っているつもりでも、結局は決断を相手任せにしている。不誠実とは言わないまでも、なんというか、混乱しているのだなぁ。多分彼はデッドウッドに来るまで、『恋』に悩んだことはなかったのだ。正義とは、物事の真理とはといった形而上のことは悩んでも、予想外の自分の激情とそれがもたらした結果にどう対処したらいいのか、初めてでよくわからないのだろう。人生は計画通りにいくとは限らない、肝を据えて観念したまえ。

アルは多少の不自由は残っているが、ほとんど元気を取り戻した。結石で倒れる前よりも、頭もよく働いているようだ。一見すると、サイのほうがいいポジションにいるように見えるが(サイ自身はそう思っているし)、アルは絶対に勝てると自分の作戦を進めて布石を打っていく。自信満々なアルは見ていて楽しいので、多少邪悪でも構わない。このまま突っ走ってほしい。
ラスト、シェ・アミのロビーで、たった一人ぽつんと座っているジョアニーが痛々しい。サイの手を借りず、どうやって一人で生きていくのだろう。

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TheWire/ザ・ワイヤー S1#3 The Buys

2008/05/19(Mon) 08:07
The Wire

心優しいディアンジェロ。『顧客』にもっと優しくしろとボーディたちに説教する。他のビジネスでは騙したり裏切ったりしない、だから優しくしろってか?言ってることとやってることが矛盾してるけど、自分は正論を言ってるつもり。ボーディたちのほうがわかってる、なぜか。生きるためにはこれしかないから。仲間を薬漬けにして金を儲けるってことは、それぞれが命を張ってるってこと。ディアンジェロは何となれば誰かーおじさんが助けてくれる。だから顧客に優しいクリーンな麻薬売買をやりたい。それって何だ?

長くなり過ぎたので以下隠します。短くする方が時間かかるので今日はこのままで。

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びっくりしたSpooks S4#7 Syria

2008/05/18(Sun) 23:36
その他ドラマ

ジョーがフィオナに嫉妬するなんて下世話な考えを持った私が馬鹿でした。どひゃーな展開にびっくりです、そ、そんな何も死なせなくても。

シリアから文化大臣がイギリスへ。このところ対シリア外交が手詰まり状態で、なんとか打開したいイギリス政府。大臣もどうも話がしたい様子だ。これをチャンスと見てフィオナがいつもの広告会社のスポークスパーソンとなり潜入することに。
しかし今回の任務は、フィオナにとっていつも以上に複雑なものだった。昔フィオナはファルークという諜報員の妻としてシリアで暮らしており、彼との結婚生活が破綻していた頃アダムと出会った。結果恋に落ち、アダムはファルーク一派に拷問を受ける。瀕死の重傷を負ったアダムはファルークを陥れ、ファルークはシリア政府によって処刑された。
その頃のフィオナを知っている人物が今回イギリスに入国していないかの確認をルースに頼み、銃を常時携帯、髪に隠れるくらいの小さな追跡装置を身につける等、いつも以上に気を遣い神経質なフィオナ。
大臣との接触は成功し、何事もうまくいったかと思えたが、そうではなかった。大臣は殺され、フィオナは捕まり車のトランクへ放り込まれる。その後、彼女を迎えた人物は処刑されたはずのファルークその人だった。

このドラマの面白いのは、裏には裏があり、またさらに裏がある的な凝った作り。常に細心の注意を払って練りに練り上げた潜入作戦なのだから失敗するはずがない、とホントに思ってるのかイギリス人は?とひとときいぶかしく思うが、実際いったんは成功する。だがその後反撃に遭ったり、作戦の成功後潜入がばれてその処理に手間取るとか、時間にして残り20分が大変スリリング。
今回もフィオナは最初から自分のシリア時代の素性がばれることを十分承知していたし、むしろこちらからばれるよう動いた。最大の目的は作戦の成功だったが、それよりもむしろ、アダムがこの先安心して暮らせるように、息子の心配をしないで済むように、自分の命を賭けて挑んだ任務だった。ある意味、公私混同だったかもしれない。確かにファルークは死に、アダムは残った。だがフィオナは命を落としてしまう、息子をよろしくと最後の言葉を伝え、アダムの腕の中で。

「ザ・ユニット」と同様、任務の意味やモラルの問題、それを成功させて誰が得をするのか、本当に国益になるのか、国益になるなら誰が犠牲になってもいいのか等気になる部分はいろいろある。それが諜報部員の仕事なのだから仕方ないし、政治の世界は魑魅魍魎だから、庶民の私があれこれ言ってもしょうがないけどさ。

と、そんなことよりも何よりも、メインのキャラがあっさり死んでしまうのにびっくり。人気が無かったのか、11回出演が潮時だったのか。各シーズン一人は死ぬのがお約束なのか。あるいは、女性諜報員3人は多いと思われたのか。ルースは欠かせない、ジョーは華やかなニューフェイス、となれば。まあ、潜入捜査に危険は付き物というリアリティのため、が現実的か。それでもやっぱり今回のフィオナの件はちょっと唐突。シリア時代の話やアダムとのなれそめとか、過去のシーズンで紹介済みかどうかは不明で、ややとってつけた感あり。
当然次回は無精髭のアダムが登場。無事復帰できるのか、がんばってください。

余談:悪人はベンツに乗り、ザファーはBMWを飛ばし、アダムはレクサス。レクサスには『飛ばせる車』という印象が無かったので、ちょっと意外。ルースが常に身に付けているネックレスが凝った感じで素敵、何かの思い出の品なのかしら。そう思わせる小道具が良いと思います。

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ナクバーパレスチナ1948

2008/05/17(Sat) 13:42
movies

子供の頃、テレビでユダヤ人についてのドキュメンタリーを見た(多分NHKだろう)。その番組の内容は全く覚えていないのだが、その番組のせいで私は長い間シオニズムをまるごと善ととらえ、ヒロイックに見ていた。今にして思うとなんて無知なのか、と顔から火が出る思いがする。
特に意識しなくても、ユダヤ人の物語はたくさんー山ほどといっていいくらいー聞こえてくる、見る事ができる、日本から外に出なくても。でもパレスチナの民の物語には、一歩踏み出す努力をしないと手が届かない。
広河隆一が40年間に渡って丹念に集めた映像と人々の言葉。なるべく大勢の人の目に留りますように。こんなことしか私には言えない。今現在も続いているパレスチナ難民の問題について、強者の言い分だけではなく、抑圧される側の声がもっともっと届きますように。

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その他雑感。

2008/05/15(Thu) 17:16
その他ドラマ

「ダメージ」好調。が、エレンを見ているとイライラしてくる。自分は絶対騙されてない、利用されてない、だって私は優秀なんだもの、というある意味純真、純粋で素直な彼女が鼻につく。なもんだから血まみれエレンに同情できなくなっている(苦笑)。どれが本音でどれが嘘なのか、全ての行為が策略で、真心から出た行いはゼロなのか、と思わせるパティの方がよっぽど清々しく思えるのは私の勘違いか。今のところ、『いい人』に思えるのは、フィスク弁護士、エレンの彼氏デヴィッドの2人のみ。デヴィッドにアタック中の彼女も結構腹黒く、『血まみれエレン』に一役買っているような感じじゃない?フロビシャーは腹黒いけど凡人なので、金持ちじゃなかったらただ破滅人生をおくっていただけだろうな。ケイティを見て「ジェイミーにそっくり」とうっとりしている私はただのBSG病。とにかく先を早く知りたいドラマ第一位。
「ユーリカ」純粋に楽しい。ノーマン・ロックウェル風の絵とぽよぽよしたテーマ音楽もお気に入り。決定的に人間を傷つけるための発明は今のところは出てこず、邪悪な計画は裏で進行中、というところか。扉の向こうの不思議な光の正体も気になるところ。
「リ・ジェネシス」は相変わらず面白い。ウェスが地道に頑張っているのが嬉しい。
「ミディアム」アリソンの強気ぶりに時々辟易する。そういえば今日見た「ファースト・フード・ネイション」にアリソンが出ていた。2006年の映画だけど、「ミディアム」で見るよりかなりスリムだったような。
SVUはS2の残りが少なくなってきた。毎回構成がうまく、45分でよくぞここまで盛り込めるものだ、と感心する。本国ではもう200回目を突破したのかな。
「エイリアス」生きててよかったヴォーン。これもあと数回か。多分最後は大団円でしょう!

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TheWire/ザ・ワイヤー S1#2 The Detail

2008/05/15(Thu) 16:07
The Wire

「麻薬課」
"you cannot lose,  if you do not play."
参加しなければ負けることもない、こんなゲーム、さっさと降りてしまえば?と妻はダニエルズに説く。見るからに有能、多分夫より高給取りで成功者である彼女の『成功の秘訣』だ。勝算の見込みのあるゲームだけ参加していれば勝率10割。正攻法ではないが、間違いではない。

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デッドウッド S2#6 Something very Expensive

2008/05/12(Mon) 07:57
Deadwood

『女たちは逞しい』と書いたばかりなのに、踏みつけにされてしまった。なんてむごたらしい。ウォルコットはいとも簡単に娼婦たちの喉を切り裂く。サイに告げ口しやがってとドリスを殺し、自分で呼んでおいて「君に見せるんじゃなかった」とキャリーを殺し、いいかげんにしてと銃を向けてきたマディをも殺す。残酷で子供っぽい、明らかに病んでいる。ジョアニーは即時に、娼婦たちを町からこっそり逃してやった。これ以上あのキチガイの犠牲者を増やしてはならないから。そしてジョアニーは一人になってしまった、サイは戻ってくると踏んでいるかもしれないがウォルコット側のサイを彼女が頼るとは思えない。娼婦の出発を見送った後、ふと目を上げると、バルコニーのアルと目が合う。

そのアルは驚異的なスピードで回復している。座っていれば病気前のアルと変わらないように見え、大勢の陳情訪問をさばく。でも本当は満足のいく状態にまでは回復してなくて、両足でしっかり立っていることができない。気に入らない相手をこちらから訪ねていくこともできない。
訪問者たちはそれぞれ訴える。罪の意識に耐えかねて「私はウォルコットに手を貸しました」とファーナムは白状、裏切ったわけではないのです、神様。
びっくりなのはアグネスの話。5万ドル出すからアルマが夫殺しを依頼したと証言してくれないか、と仕事の依頼。察しのいいアルは、彼女がピンカートン探偵社の人間で、ギャレット家に雇われてデッドウッドに来ているのだと見抜く。否定しないアグネス。翻弄されて立場のないアダムスは、関わりたくないから部屋から出ていけと言ってはみるが、彼女の誘惑には勝てない、ああなんだか。
新しい中国人が大勢の娼婦を連れて町に到着。サイとウォルコットの事業拡大の一つである。早速アルは買収しようとするが、いくら金を積んでも相手は気にも留めない。

町のために銀行を設立したいと言うアルマ。経営に参加してくれないかとソルに持ちかける。その会合途中に彼女はつわりがひどく吐いてしまう。エルズワースは純朴なのか無知なのか、なぜ彼女が吐くのかわからないがソルにはすぐわかった。彼女は妊娠している。
そしてエルズワースはトリクシーに相談、「彼女は毎朝顔色が悪い、どこか悪いのだろうか」トリクシーに細かく説明されて妊娠だということはわかったが、相手が誰だかまだわからない。えええ、保安官とベッドをきしませていた時、階下で待ってたじゃん。一方トリクシーは思いついた、夫人が父無し子を産むわけにはいかない、相手が誰だか知れ渡ってもよくない、だからエルズワースが彼女と結婚して子供を育てればいいのだ。真面目なエルズワースはどきまぎしてしまう。子供に父親の面影があったらまずいから、なるべく表には出さないようにして育てなくては、ってアルマにできるんかいな。
ソルはもちろんセスにアルマの妊娠を告げ、セスは悩み、食事に手が付かない。夫の様子がおかしいことはすぐ妻に伝わり、夫人ご懐妊のニュースが駆け巡れば父親は自分の夫だと即理解するだろう、聡明な人だもの。

セスはこのところ混乱気味で名保安官とは言えない。フィールズを虐待した男を殴って諭したつもり。全然なってない。男は逆上して「保安官の馬を犯してやる」(そもそもめめしい小物なんだから殴る価値もないのである)と、ホステトラーの馬屋へ行き、逆にフィールズたちに捕まる。結局は当事者たちが相応なやり方で解決していくものなのだ。

ハースト財閥、ギャレット家、各々事情は違っても外部の富豪たちがデッドウッドに干渉してくる。準州政府の公的な干渉も見通し不明で厳しそう。新聞記者メリックは印刷設備をめちゃくちゃにされてしまった。中立な立場の者までもがいためつけられる不穏な混乱状態のデッドウッド。
こんな時欲しいのは、牧師の言葉なのだが彼はもういない。

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Spooks S4#6 Innocent

2008/05/11(Sun) 23:57
その他ドラマ

『テロリスト』ナジム・マレクが釈放される。ロンドンを狙った新たなテロが計画されているらしく、その把握のために敢えて泳がし情報を得ることが目的。
しかしマレクは動かない。作戦は失敗かと思われたが、彼は過激派のラシードと接触。テロか何かは不明だが、何かに関わっている。
その頃、フランスで本物の『ナジム・マレク』が射殺された。職業はテロリスト。つまり、イングランドの公安課が『ナジム・マレク』として逮捕し2年も拘留していた男は別人だったというわけだ。アルジェリアから家族といっしょに亡命してきたナジムは、妻と2人の子供といっしょに新しい暮しがしたかっただけなのに、公安課が手柄のために別人と知ってて逮捕したのだった。
ナジムは刑務所にいる間に、ある男と取引をした。パスポートをやるから代わりに撃ってほしい人物がいる、と。平和を望むナジムはやりたくなかったが、家族のためなら仕方がない。
ナジムの事情が分かり、とにかくまず家族を安全な場所へ移そうとアダムたちが隠れ家へ向ったが時既に遅し。過激派たちが家族を連れ去ってしまった。ショックを受けたナジムも姿を消す。
その頃、アルジェリアの銀行総裁が来英することが判明。会議は1時から。過激派のターゲットは彼だ。家族を人質に取られたナジムは必ず彼を殺そうとするだろう。アダムたち捜査官は、家族を救い、ナジムの実行を止めなくてはならない。時間はほとんど残されていない。狙撃を止め、ナジムを家族の元に返してやりたい、必要なのは思いやりとスピードと決断力だ。

見応えあり。ナジムと家族の絆を実感し、捜査官たち、特にザファーは彼を助けたいと切望。終盤のビル屋上での彼等のやりとりと、あと1秒だという時ザファーの携帯電話から流れてきた「パパ!」という息子の声。緊迫したいいシーンだった。息子は2年ぶりに再会した時、父親に抱きつけず、パパとも呼べなかった。私のことを忘れてしまったのかもしれない、と号泣したナジムにとって息子の「パパ!」は言葉では表現できないくらい、大きなプレゼント、最大の救いだったに違いない。
MI5と公安課。組織間の争いや、出世と諜報活動等お馴染みだが、やっぱりこれが無いと面白くない。ジュリエットは優秀なのか政治力があるだけなのかよくわからないが、今回は普通に仕事をしていた。今日の罪人は、出世のために無実の人間を2年も拷問・拘留していた公安課。あほたれ。
ザファーは仕事はデキるし、人間としても魅力的だが、アダムは強そうに見えない。諜報員というより女たらしに見える。新しく加わったジョーはアダムを気に入っているから(リクルートしたのはアダムだし)、アダムの妻フィオナに嫉妬する、なんてベタな展開があるのだろうか(つまらん発想だが)。先日NHKBSで放送されたいた「シャーロット・グレイ」にアダムが出ていたが、前髪が長くて妙だった。すごく妙。短髪のほうが絶対よいかと。
密林UK上のいくつかのレビューによれば、S1や2の方がずっと面白いらしい。4でも楽しく見ているのにもっと面白いのか。むむむ。

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デッドウッド S2#5 Complications

2008/05/09(Fri) 23:45
Deadwood

アルの意識が戻り声が出た。泣き出しそうな顔で喜ぶダン、アルが「俺をファックしたみたいな顔はやめろ」と言うのも分かる気がする。忠犬ダン。アルは右目が充血していて体の右側がやや不自由、結石のせいで軽い脳卒中を起こした、とドクは言う。
完全に回復したわけではないのだから、仕事のことは考えずに養生に専念してほしいところだが、今のデッドウッドの状態ではそうはいかない。ダンもジョニーもアルが戻ってくるのを切望している。

アルマ妊娠。想定内の事態ではある。
薬を混ぜたお茶を飲めば中絶できる、と現実的な助言をするトリクシーにアルマは「自分の子供が欲しい」と答える。子供を生めば周囲が大きく揺れるであろうことは理解できても、どうしても欲しいのだな。むぅ。
最初は冷ややかな風のトリクシーだったが、女として友人として、アルマを心配しドクに訪問するよう頼む。最近トリクシーがどんどん聡明になって透明感が増しているのが嬉しい。

郡政委員のギャリーは、鉱区の所有権についての御触書を新聞に載せろとメリックに要求。高飛車な物の云い。メリックも馬鹿ではないから、迂闊に記事にしたら暴動が起き自分も責任を問われるかもと予想。文章の意味がわからない、と逃げながらどうしたものかと思案。

アダムスと元家庭教師アグネス。純朴そうな顔をして実は女狐だったアグネス、利用されて窮地にいたらないといいのだがアダムス。アルほどの策略家ではないからさ。

ジョアニーの店から入ってくる金額が多いと不満たらたらのサイ。彼女らが儲けているのが大変面白くない。町外れの売春宿のくせにどんな金づるを持ってるんだと怒鳴る。『ミスターW』、ウォルコットがそうだとわかって、サイは「面白くなってきたな」的な表情。

自称『黒人将軍』のフィールズとジェーン。黒人だからって気にしないと闊達なジェーン。彼女の天真爛漫な本質は、酔っぱらっていても同じだ。2人が冗談を言い合って、にこやかに飲んでいる姿がとても好きだ。デッドウッドの持っていた自由な空気が、まだここにはある、みたいな感じで。フィールズの着ている北軍の制服は一種のお守り、でもそのお守りも暴徒の前では威力を失ってしまう。

メリックは委員の通達文をそのまま貼った。怒った住民たちがメリックに詰め寄る、つるし上げに遭いそうだ。「委員はどこだ」と息巻く男たち。サイは作り笑いを浮かべて毒にも薬にもならないことをあれこれしゃべる、事態を治める気なんてないのだろう。「委員はどこだっ?!」うちの店にいる、とあっさりしゃべってしまう。主導権を持つのは俺だと宣言したようなものだ。
騒動についてジョニーに聞かされたアルはもう寝てられない。セスを呼びつけ委員を守れと頼む。今委員が襲われたら準州政府はアルの仕業と決めつけるから。こんなことでつぶされてはたまらない。
委員はセスによって保護されるが、それでは気のすまない住民グループがフィールズに八つ当たり。皆、やり場のない怒りを誰かにぶつけたいのだ。

ドクの診たてによれば、アルマは難産にはなるがちゃんと産める、とのこと。不安で壊れそうだったアルマがつややかに輝いている。まだ産むと決断したわけではないけれど、今ひととき幸せな気分。

ファーナムから買い取ったワイルド・ビルの手紙をウォルコットが娼婦キャリーに読んで聞かせる。もし自分が死ぬ時は妻の名前をつぶやこう、そうすれば天国に行けるような気がする、というワイルド・ビルの言葉は限りなくせつない。

街が荒れている。生き残るための争いが次々起こる。その中で女たちは逞しい。街がどう変わろうとも、私たちは私たち。
アルはかなり回復したので次回には完全復活かな。
Deadwoodは第3シーズンまでで終了しているが、このままのペースでは中途半端な終りになっているのではないかなぁと、かなり強く思う。ハッピーエンドになる必要はないが、納得のいく形で終わっているといいのだが。

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There will be blood とにかく面白い。

2008/05/07(Wed) 21:21
movies

金の採掘で手にした342ドルを元手に石油を掘り続け財を成し息子を失い、大きな屋敷で一人、人生の最後を迎えるダニエル・プレインビューの物語。
彼をここまで駆り立てるのは何か、彼の信念とは、ここが破滅へのターニングポイントかとかあれこれ解釈したり考えたくなるが、そんなものは軽く吹き飛んでしまうくらいの迫力ある姿に圧倒されっぱなし。もうただスクリーンに集中するしかない。
強欲で嘘つきで残酷な男。石油が埋まっている土地を鋭くかぎわける男。孤児を大事に育てたのは商売に役立つから半分やっぱり愛しているから半分、な男。自分は石油のために山ほど嘘をついてきたが偽預言者は許せない、憎悪を燃やす男。
教会の会衆の前で彼は叫ぶ、「私は我が子を捨てました、I have abandoned my child!」それは土地の権利を得るための『嘘も方便』であったが、自分をえぐる嘘だった。嘘だけど真実。彼には、踏みつけにしてきた農民や労働者に対する罪の意識は全くなかっただろう、でも息子に対してはずっと罪の意識を感じていた。息子と石油を引き換えにしたのだ。
プレインビューの人生はとっくに破綻していたが経済的には破綻しなかった。世界恐慌も物ともせず、地下にボーリング場があるような大邸宅を維持している。高価な調度品の揃った美しい屋敷、だが住むのは彼一人。息子はメキシコへ行ってしまった。「あなたと血が繋がってなくてよかった」と吐き捨てて。そこを訪れたのが、彼に「私は我が子を捨てました」と叫ばせた説教師イーライ。彼は素人だから投資に失敗して一文無しになり、憎みさげすんでいた相手に無心しにきた、厚顔無恥な男。プレインビューは彼に言わせる「私は偽預言者です」、そう言えば助けてやると何度も何度も叫ばせる。この時のイーライの叫びは嘘ではなく表も裏も真実。彼だってわかっている。信者の無知につけこみ神の祝福だの癒しだので騙し、彼等が自分の思うがままに踊り出すのが楽しかっただけ。
そんな男を追いかけいたぶりながら、プレインビューは破滅的な最期を迎えようとしている。それが彼にはふさわしい。

冒頭20分の荒野を掘るシーンが圧巻。無機質な音楽と、黙って作業を続けるプレインビュー。それだけでも見る価値十分。もちろんその後もぐいぐい物語に引き込まれるから遊んでる(?)暇なぞ無い。登場人物の描写だけでおなかいっぱいになるのに、随所に見られる美しい映像。狙ってるのかどうかなんてどうでもいい、ただただ美しい。絵画だったりドキュメンタリーぽかったり、意識が飛びそうになるのを必死に抑えていた。黒い油の柱が火柱に変わり、業火のように燃えさかる。気がついたら口を開けて見ていた。ブラームスのヴァイオリン協奏曲(カラヤン指揮ベルリン・フィル&アンネ・ゾフィー・ムター、名演奏だ)がどかんときて倒れそうになる。完全にやられました。

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TheWireについての雑文。思いっきり妄想(暴走)。

2008/05/04(Sun) 23:10
The Wire

『Sight&Sound』という英国の映画雑誌の08年5月号がTheWireを大きく取り上げている。S&Sは数年来購読しているけど、アメリカのTVドラマについてこうも大きく頁を割くのは本当に珍しい。それだけ認められているのだなぁと、私はとても嬉しくなった。
で、抄訳でも紹介したいところなのだが、この雑誌の批評はとても高尚で私の貧弱な英語力ではとても太刀打ちできない。もうちょっと簡単に書いてよ~と毎号思うけど、それは私が悪いのだな。

「『この映画は西部劇の形を通してベトナムについて語っています』とか、『見た目はギャング映画ですが、言いたいのはアメリカで真実を語ることがいかに難しいかということです』と、社会派映画を撮る監督たちは言う。言い換えれば、彼等は代用としての映画を作っているということだ」と1973年にエリア・カザンは語った。そして35年経った今、状況は更に悪化している。アメリカの観客、映画監督、批評家たちは、映画を通して社会一般を見ようとする。→だいたい、この最初のあたりからして難しいじゃん。要するに、フレーム先に在りきで、自分の言いたいことを伝えるために登場人物たちを利用してるだけの映画が多いってことですかい。大事なのは、キャラクターたちが何を感じどう動くか、どう生きるかで、その結果何が伝わるかは監督が決めることではない。ってこと?私は映画を系統だてて学んだわけじゃないので、こういう映画理論はわからないのよー。私がバカなんです、スミマセン。

「TheWireは『よくあるテーマとそのバリエーション』に対抗するものとして続いてきた、何度も負けそうになりながら。そしてとうとう、かなり傷だらけの最終エピソードが近付いている。だが彼等は決して諦めてはいない。『アメリカンドリーム的なもの』を迂回するだけの、鋼の神経と強い心臓を持っているのだから。」?わかったようなわからないような。

「TheWireは集団作業のたまものだ。リチャード・プライス、デニス・ルヘインを含むライター、演出家、技術者、特に俳優陣。俳優たちはその場にふさわしい感情のトーン、喋り、対話のスタイルを見いだしていく。そして実際の場所を歩き回り、作った設定とは違うリアルな状況に応答していく。」
「このドラマが非凡なのは、強欲、裏切り、騙しといったテーマがこの街の生活の全てのレベルにおいて織り込まれていることだ、つまり、誰もがギャングのような考え方をするのである。大方のギャング映画では、裏社会と表社会の間には確固たる壁があるとされているが、サイモンはこの二つを分ける境界線は幻想だとちゃんとわかっている。通りの角も学校の教室も、市長の執務室、お触りバー、組合会館から葬儀場まで全部一枚の布地に織り上げられているのだ。ジャンキーの賢さは、警察署長や、着服がバレて許しを請わねばならない上院議員のそれと大差ない。」

と、わかる部分(わかったつもり、ほとんど間違い)だけつまみ食い的に読んでいたら、休憩中にちょっと面白い文章を見つけた。ミステリ評論家の吉野仁氏の『孤低のつぶやき』08年4月25日号の中のある一節が「これってぴったりかも?!」。
『「新しい小説」では登場人物のディテールが「本質に先立ち」(リヴィエール自身の表現である)、登場人物は作者にとっても知り得ない他者(etranger)に留まる 。』登場人物のディテールが本質に先立つ!TheWireもそうじゃん!って勝手にぴぴっときてしまった。
『すなわち、犯人やトリックをまず決めて、それを裏返しに話をつくって全体の辻褄を合わせ、最低の伏線が書き込まれているだけでそれ以上余計なことは述べない物語はここでは否定されるのだろう。むしろ登場人物のディテールが「本質に先立つ」』TheWireはこの文章で言うところの『否定される物語』の対極をいくものだと思う。登場人物の豊かなディテールが本質を形作っていく、もしかしたら作者が想定していたのとは別の在り方・生き方をキャラクターが選び、新しい方向へ歩き始めることもあるかもしれない。(テレビの場合、『視聴者』という影響力大の存在が別にあるのでまた話は別だろうけど)。
吉野氏の現時点での08年イチオシ・ミステリーは、リチャード・プライスの「聖者は口を閉ざす」、リチャード・プライスといえばTheWire組、とくればやっぱりこの文章と私は出会うべくして出会ったのだと勝手に感動、完全に勘違いなんだけど(『孤低のつぶやき』は常にチェックしてるわけだし)。
中途半端ですが一端これで上げときます。この項つづく(ホントか?)。

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TheWire/ザ・ワイヤー S1#1 The Target

2008/05/04(Sun) 00:20
The Wire

The Wireがいよいよスタート。あのテーマ曲が流れると血沸き胸躍る思いがする。感無量。


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