デッドウッドS1#5

2007/10/29(Mon) 21:39
Deadwood

セスがつらい。
ワイルド・ビルが殺されてしまった。意義ある死ならともかく、ただの酔っぱらった与太者に撃たれて死んでしまった。あっけなく目の前から消えてしまったビル。はかりしれない喪失感、絶望感、そして怒り。
町の人々はビルに一応の弔意を示してはいるが、どこか高揚した気分でもいる。自分たちはとんでもないものを見たんだぞ、と誰かに威張りたいような感じ。そんな雰囲気にもセスはいらだちをおぼえる。
犯人のジャックは無罪放免になってしまった。法律にしばられないデッドウッドでは、復讐のための殺人ならば致し方ないことと、慣習的に判断される。ジャックは弁護人の入れ知恵により、「兄の仇だ」と嘘の主張をし、それが認められた。笑止千万、なんてことだ。ジャックはアルに「このまま町にいると殺されるぞ」と脅され(まあそれが事実だろう)、さっさと逃げることに。その姿をセスは勿論見ていた。
葬儀の最中も終わった後も、セスの心は全く落ち着かない。大揺れに揺れている。好んでやってきたデッドウッド、無法だがエネルギーに満ちたこの町で一旗あげるのだと張り切っていたし、ビルという稀なる人物と友情を結ぶことができた。なのに。
牧師の説教、皆で唄う讃美歌、全てが彼の心をよりいらだたせる。今にも爆発しそうなセスを見ていて涙が出そうになった。その彼をそばで見つめる一番の理解者ソルは、複雑な思いだっただろう。セスが次に選んだ道をソルは受け止めるしかなかった。素早く荷造りを手伝い、セスが馬を走らせるのを見送るソル。
さてアルはしてやったり。頼んでもいないのに、馬鹿者がワイルド・ビルを葬ってくれた。目の上のたんこぶが一つ減った。次はアルマだ。アルマはアヘンを止めようと努力を始めていた、そいつはまずい。薬漬け状態に戻して、俺の思うように操れるようにしなくてはと、娼婦トリクシーを送り込んだ。トリクシーは即座にアルマに取り入ることに成功、お茶に混ぜた茶色の粉はいったい何か。
スミス牧師がおかしい。取り憑かれたように話し続ける、何か切羽詰まったような話しぶり。顔色も悪い。そしてビルの葬儀の後、住まいのテントの中で発作を起こし倒れてしまった。誰もそれに気付かない、大丈夫だろうか。

セスとソルがなぜいっしょにいるのかはまだ語られていないがとても興味深い。どこか深いところで結びついているように見える(ってビーチャー&ケラー的な関係ではございません)。セス役のTimothy Olyphantがとても印象的だ。怒りと悲しみが全身から伝わってくる、涙がこぼれそうな目にも惹き付けられる。覚悟を決めて馬で駆け出すラストの彼も素晴らしい。あああ来週はどうなるのだ~?!

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デッドウッド S1#4

2007/10/22(Mon) 21:36
Deadwood

ワイルド・ビルは相変わらず酒とポーカーの日々。勝っても虚ろなまなざし、ため息、そして酒。そんな彼の顔に生気が戻るのは、セスと話す時だけか。セスは誠実で勤勉、正直。男気もある。「俺の昔のあだ名は『凧』だよ」と笑って別れた後、再びビルの顔は曇る。ビルを励ましてきたチャーリーもこれ以上できることはないと悟り、シャイアンへ出発することに。ビルは1人になった。
ギャレットが無惨な死体となって戻ってきた。額には深い切り傷、アルマは大きなショックを受ける。殺されたのではないか、と疑いコクラン医師に視てもらうが、コクランは「NYへ戻りなさい」と促すばかり。
すかさずアルは手下兼詐欺売買の一員だった宿屋の主人ファーナムを送り、「12000で買い戻しますけど、どうでしょう?」とアルマにもちかけさせる。あまりの速さにぴんときたアルマは、ワイルド・ビルに相談、セスに協力してもらって鉱脈を詳細に調査することになった。もちろんアルはかんかん、でも余りにも分かりやす過ぎるから疑われてもしょうがないじゃーん。アルマは馬鹿ではないのであーる。
ギャレット殺害の目撃者エルズワース登場。ダンを脅して帰る。ダンは娼婦トリクシーに身の振り方を相談するが、殺すのもダメ逃がすのもダメ。アルに知られないように、うまく立ち回らなくてはならない。
ライバル酒場ベラユニオンはにぎわっている、アルマは鉱区を売ってくれない、ワイルド・ビルは目障りだ、アルは頭から湯気をたてて沸騰中。「トリクシー!酒持って上がってこい!」こんな時は女としけこむに限る。たまには成り行きに任せてみたらどうですか、とファーナム。
ファーナムの適当な言葉は意外に本当だった。ベラユニオンではシリアスな問題発生、酒場の存続に関わるかも?そしてワイルド・ビルをこの世に繋ぐ糸が切れた。

ビルは死ぬためにデッドウッドに来たのか。常に遠くを見るような目だった。自分のしてきたことに絶望し、もう夢なんて持てない、何も考えたくない。チャーリーにも薄々分かっていただろうに、でもどうすることもできなかった。
セスは唯一の信頼できる友を失ってしまった。響き合う何かを感じていた相手をあっけなく失ってしまったショックが怒りに代わり、そして彼を今後正義へと突き動かしていくのだろうか。
雑貨店は完成間近、このタイミングでのビルの死の影響は大きい。
次回、にんまりほくそ笑むアルの顔を見ることになるんだろうな多分、ああ悔しい!

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泳ぐ人

2007/10/20(Sat) 22:36
FOX系

堕ちた弁護士ニック・フォーリン S3#10 Swimming
誰もいないプールで泳ぐニック。泳いでいる間だけは何も考えずにいられる。
父バートンの心臓の状態がよくない、でも父は手術を先延ばしにしようとしている。とても心配だ。
家族を持つことに憧れているし、ルルと生まれてくる子供と自分の3人で新しい家庭を築く決心をしたはずなのに、迷っている。ルルと新しい家の物件を見に行っても、『自分の家』として見られない。
ルルを愛しているはずなのに、奔放なソーシャル・ワーカー、スザンヌに惹かれる。自分は本当にルルを愛していけるのだろうか。
母親に会いたい一心で施設を脱走したり、暴行をはたらいてしまうクリス少年。彼は必死で母親に愛してもらおうとしている、人と触れ合いたいと切望している。結局少年院へ送られることになるクリス、ニックは何も出来なかった。
手術を決意した父の代わりに、大事な顧客の合併交渉をまとめようとするが失敗。父の代わりにはなれないことを痛感する。自分はまだ一人前ではないのだ。
バートンの手術が失敗したら、私はどうなるの?とシャノンが尋ねる。「住むところは探すから」と即答してしまうニック。「僕たちといっしょに暮らそう」という言葉はニックの頭にはない。
父の手術は成功した。ほっとするひととき、だがすぐ悩ましい現実が戻ってくる。
いくら泳いでも迷いは消えない。何からも逃げることはできない。ニックは本当はどうしたいのか、どの道を行きたいのか。

こういう心象スケッチ風のエピソード、私は好きだ。ニックは自分で自分を追い込んでいる、無理矢理にでもそうすれば、事態が好転するかも、と思っているような。
行く先々で目に入ってくるのは家族写真。特に、新居物件にあった写真から目を離すことができない。その写真にはにこやかにカメラの方を見つめる家族と、1人だけ横を向いた少年が写っていた。その少年に自分を重ねて見ているニック。
本当は何もかも放り出して、ただ父のそばにいたいだけではないのか。ニックの中で確かなのは、父への思慕だけに見える。彼の心はまだ少年のままなのだ。

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デッドウッド S1#2-3

2007/10/17(Wed) 21:35
Deadwood

今週のユニットで、戦死したギルの婚約者役だったRobin Weigert、Deadwoodでは口に綿でも入れてるのか的な口調のカラミティ・ジェーンだけど、ユニットの時も結構癖有り(訛ってる)。もともと西部劇向きだったのか、と勝手に納得。
セス・ブロック、どこかで見たなぁと思ったら「ダイハード4.0」のサイバー・テロリスト、ガブリエルだった。髭付きのセスの方が貫禄が出ていいぞ。
本筋に入ります。続けて見たので2と3がごっちゃになってます、お許しを。
メッツ一家の生き残り少女は快方に向かっているが、それをアルに知られてはならないとコクラン医師は必死。でも狭い町だからすぐ知られてしまう。たとえ英語が話せなくても、目撃者であることは変わりない、「殺れ」の指令が出る。
セスとソルは仮設店舗ではなくてちゃんと店を建てたい。そのためにはアルから土地を買わなくてはならない、もちろん簡単に売ってくれる相手ではない。第1回交渉は決裂、アルとセスは会った瞬間から水と油、ハブとマングースなんである。更に、間に立とうとしたソルが「ユダ公め」と侮辱されたものだから、もう絶対に許せない。
ギャレットは騙されたことに気づく、あれは偽鉱脈だった。皆がグルだったんだ。アルマは気にしないでと鷹揚に構えているが(2万ドルくらい大したことない金持ちだもん?!)、ギャレットはそうはいかない、悔しくてたまらない。絶対2万ドルを取り返してやると息巻いているが、結果は見えている。
ワイルド・ビルはポーカーと酒の日々を続けている。チャーリーは早く仕事をしよう、鉱脈を見つけようと急かすが、ビルは頑として受け付けない。俺を急かすなと怒る始末。一体何を考えているのだろう?
意図のつかめないビルだが、邪魔は邪魔。アルはまたまた「殺れ」。弟ネッドの仇だ殺してやると張り切ったトムだが、所詮敵ではない。あっさり気づかれ、セスとビルの連係プレーもあり失敗、墓穴行きである。
実はトムとパーシモン・フィルがメッツ一家を襲った犯人だった、トムは殺され残るはフィル1人。目撃者の少女はビル側がしっかり守っている。となれば、少女を殺すよりも犯人にいなくなってもらった方が簡単だということに、私も気付くくらいだからアルはとっくに気付いていて、またまた墓穴が増える。いや、豚のエサか。デッドウッドでは豚のエサにことかかないようである、ひえー。
アルの酒場の真ん前に新しい酒場が!元あったホテルの持ち主が、あっさり売ってしまったのだった。アルの酒場よりきれいで女も上質、新しい賭け遊びもできる。客筋が違うからバッティングはしないだろう、と新酒場のオーナー、サイは言うが、アルは不愉快千万。仲介をしたのは誰だ?
事態急変、不必要な敵対関係は解消した方がベター、アルはセスたちに土地を売ることに。1000ドル即金で、土地の売買権は無し。自分たちの意志で売れないことは気に入らないが、一刻も早く店舗を建てたいセスたちは承諾。待望の店だ、大きな一歩。
ギャレットは「ピンカートン探偵社を呼ぶぞ、いやだったら金を返せ」とアルを脅す。脅しが効く相手ではないのになあ、もちろんアルは「事故に見せかけろ」とダンに依頼。今回の2話でいくつ依頼があったっけ。この『事故』にはおまけがついてきた。ギャレットが突き落とされた崖の下には新しい金鉱脈があったのだ。これは慎重にいかなくてはならない。しかし目撃者がいたことに彼等は気付いているのだろうか?

アルにライバル登場で更に面白くなってきた。二重スパイもいるし、裏切り者はそのまま泳がされる。次から次へと人が死ぬが、それは無法地帯の常、刹那に生きる時代なのだ。ワイルド・ビルは不用意に敵を作ってしまったようで、さようならの時が近いような。個々の抱えている秘密が少しずつ明らかにされていくだろうこの先の展開がとても楽しみ。見るからにいい人のスミス牧師もちょっと気になります。
私はやっぱりこういうダークで曖昧な部分のあるドラマが好きだな、うん。

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キングダム

2007/10/17(Wed) 08:21
movies

サウジアラビアのリヤドでアメリカ人を狙った自爆テロが起こる。現地の人間も合わせて100人以上が死亡する大惨事、その中にはFBIエージェントが含まれていた。
サウジとの国交が悪化するのを恐れて、政府はFBIが現地へ飛ぶのを禁ずる。しかし仲間のためにも何としてでもリヤドへ行かなくてはならない。フルーリー(ジェイミー・フォックス)は政治的な裏の手を使い、3人の仲間といっしょにサウジ入りに成功。即時捜査にとりかかろうとするが、政治的な壁機構の問題があり、行きたい場所に行けずやりたい捜査ができない、証拠の収集もままならない。このままでは観光もどきの5日間で帰国しなくてはならない。
一方自爆テログループはFBIエージェントたちを狙い、次の計画を着々と進めていた。
フルーリーたちはこの苦境を脱し、活路を見いだせるのか?

ドラマ組が続々登場で笑ってしまった。監督がピーター・バーグ@シカゴ・ホープ、もう俳優よりも監督業の方がメインかもね。ジェイミー・フォックスの同僚FBIエージェントとしてジェニファー・ガーナー@エイリアスとジェイソン・ベイトマン@Arrested Development。冒頭爆死しちゃうFBIエージェント、フランシスがカイル・チャンドラー、GAに続いてまたしても彼は爆死なんですなぁ、合掌。FBI長官がリチャード・ジェンキンス@6FU。在リヤドの米大使は「アントラージュ」のジェレミー・ピヴェン、始めの方にちょろっと出るワシントンポスト紙の記者がフランシス・フィッシャー@「弁護士ジャック・ターナー」。
音楽の入れ方がまるで「Friday Night Lights」なのも苦笑。終盤の銃撃シーンはさすがに上手く撮ってある。ピーター・バーグはああいうのが得意なのね多分。
ま、正直なところ、必見映画とは思いません。私は勝手に妄想世界を走らせてたので楽しめましたが。シリアスな場面なのに「Arrested~」の音楽が頭の中に流れちゃうし、シドがアラビア語喋るシーンには「何カ国語でもできるもんねー」と勝手に納得したり。おお、忘れてはいけない、大好きなクリス・クーパーも出ていたのだった。彼が出てくると画面が締まる、ホントに存在感のあるいい役者だ。
110分、招待券とお暇がありましたらどうぞ。

余談:「キングダム」の脚本担当のマシュー・マイケル・カーナハンってばリメイク版「State of Play」の脚本も担当するんですね。で、久しぶりにリメイク版のキャストを見てみたら、結構決まっていた。キャルがブラピってのは前から決まってたけど(ぜーーーーーーったいシムさんの方がいいに決まってる)、スティーブン・コリンズがエドワート・ノートンかい。どんどん見たくなくなるな。コリンズ妻がロビン・ライト・ぺン、役名無しでジェイソン・ベイトマンの名前も。誰の役だぁ?新聞社サイドですかね。なんだか、ヒットして欲しくないような気分です。

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デッドウッド pilot

2007/10/15(Mon) 21:32
Deadwood

モンタナ準州のセス・ブロック、保安官としての最後の夜。今日限りで保安官を辞めて友人のソルといっしょにダコタのデッドウッドへ行き、雑貨屋を開くことになっている。
留置所の牛泥棒の男は、あんたは話のわかる男のようだお願いだから見逃してくれ、とセスに頼む。が、外には男を引き渡せと殺気立った一団が。法による裁きではなく俺たちが裁いてやる、とセスたちを取り囲む集団との対決が保安官としての最後の仕事。
デッドウッドのアル・スウェレンジン、デッドウッドで酒場とホテルを経営している。町を実質的に取り仕切っているのは彼らしい。彼に勝てる人間はいない。見た目も腹の中も真っ黒という感じ。
ワイルド・ビル・ヒコック、何の目的でかデッドウッドへやってきた。「見ろよ、ワイルド・ビルだぜ」と誰もが知るその風貌は謎めいている。ビジネス・チャンスを求めて来たと同行のチャーリーは言うが、本当にそうなのか。ワイルド・ビルといっしょに来たカラミティ・ジェーンはいつも人を口汚くののしっているが、何か無理をしている風。
NYの富豪ギャレットとその妻。ギャレットはアルたちが仕組んだ偽取引にひっかかり、金の出る見込みのない鉱脈に2万ドルを払う契約を結んでしまう。自分が上をいってると思い込んでいるが、おぼっちゃんに勝てるはずがない。妻アルマはアヘンチンキ中毒、夫の目を盗んではコップの水にアヘンを垂らす。ホテルから一歩も出ないで、町の様子を伺う日々。
町医者のコクラン、アルの下で働く娼婦トリクシー、新聞記者のメリック等等町の誰もが脛に傷を持っている。
そして事件が起きる。東部へ帰る途中の移民のメッツ一家が惨殺された。犯人は先住民だ殺してやると興奮する男たち、アルは誰が殺したのか予測が付いていたが、とにかく自分に都合のいいように利用してやろうと画策。セスとワイルド・ビルたちは現場へ馬を走らす、すると少女1人だけまだ息があった。助けてやらなくては。
生存者がいるということはあまり良いことではない、いや全然良くない、アルにとっては。

こざっぱりとした人物はほぼゼロ。まなざしが真っすぐなのはセスとソルくらいか。
ワイルド・ビル、ひさしぶりのキース・キャラディーン!でもずっと出るわけではないのね、ちょっとガッカリ。カラミティ・ジェーンのRobin Weigertはコールドケースのアンナ・メイス役、ってスコッティの知り合いの女刑事のことか?体張ってがんばってます。唯一のきれいな人はモリー・パーカーですかね、でも中毒だもんなぁ。
まだパイロット(~#2の途中)しか見てないのでこの先の展開はわからないけど、セスとアルの敵対関係を軸に、デッドウッドで起こるあれこれを描くというドラマなのかな。誰かが改心するとか、仲良くなるとかいう心温まる出来事は期待できない。裏切り、堕落、転落、そういうネガティブなイメージの氾濫する世界で、それでも本能的に正義を求める人間の葛藤、か。
笑っちゃったのは、ボカシが赤丸だったこと。もやーっと煙状になるとか白丸は見たことあるけど、赤い丸が画面を動いていくのはオカシイ。なぜ赤?
黒澤明映画の常連たちがまだ生きていたら、デッドウッド日本版も出来そう。アルは佐分利信か「天国と地獄」の頃の三船敏郎に是非。今の日本には濃い役者が少ないので、ちっちゃくなっちゃうんだよねぇ。「Deadwood」を見ていて思い出したのは「用心棒」、あの映画の仲代達矢もデッドウッドに似合う!今の仲代達矢だとやっぱりアルか、アルばっかりだ。セスは、今の役者さんだけど「腕におぼえあり」の頃の村上弘明でいいかも。同じドラマから坂上二郎もアルの手下にいいな。あら、けっこう作れそうじゃない、って誰が作るんだ…。

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近くて遠い国

2007/10/04(Thu) 08:23
movies

「長江哀歌」
山西省から妻を探しに奉節の町へ出てきたサンミン。16年前に別れたきりの妻ヤオメイと娘、どうしても娘の顔が見たい。ヤオメイが残したメモの住所に行ってみると、そこは既にダム建設のために水没していた。彼女は船の仕事で下流に行っている、という情報を信じてダム建設に伴う建物の取り壊しの仕事をしながら、妻が戻るのを待つ。
山西省から夫を探しに出てきたシェン・ホン。もう2年の間連絡が途絶えたまま。夫の友人トンミンの協力のおかげで夫が働く事務所や彼の状況はわかったが、本人がつかまらない。夫にはどうやら付き合っている女性もいる様子。翌日夫に会えたが、連絡しなかったことを悪びれる風もなく、何しに来たんだ何かあったのかと冷たい言葉しか出てこない。「好きな人ができたから、別れましょう」とシェン・ホンが言うと、夫はほっとした様子。シェン・ホンは1人上海行きの船に乗る。
李白の漢詩の描く水墨画のような風景の面影は今でも残っているけれど、猛烈な勢いで国の全てが変わっていく中国。雲がたなびく山のふもとには、高層マンション群がにょきにょきと生えて、どんどん増殖している。変化をすんなり受け止めていっしょに変われる人はいいけれど、そうはできない人もいる。
少年が流行唄を朗々と歌う。男と女のことを歌った内容と彼の幼さがとてもアンバランスで、せつない。
日々食べていくので精いっぱいの労働者たちだが、携帯電話は必需品。命をつなぐ道具なのだ。冒頭サンミンが乗っている船の上でも、幾人もの乗客が携帯電話の画面を必死に見入っていた。幻想か現実か、京劇のいでたちをした3人が食堂で卓を囲むシーンでも、彼等が手にしていたのは携帯のゲーム機。
飛行機に3時間も乗れば着く隣の国なのに、ものすごく遠く感じられてしまう。私は何もわかってないなぁ。

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ニック・フォーリン 堕ちた弁護士 S3#7 Hazel Park

2007/10/01(Mon) 22:32
FOX系

親であること、親になること、親であることを放棄すること。
ニックの事務所が養子縁組パーティのために事務所を開放する。ニックの父パートンはシャノンと事実上親子のように暮らしていたが、正式に養女として彼女を迎えたいと強く願うようになった。シャノンも快く承諾し、あとは実父のサインをもらうのみ。
養子を迎えようと手続きを進める夫婦がいた。実母は経済的に子育ては無理と判断し、養子に出すことにしたのだが、最後のサインの後フォーリン事務所で転倒して大ケガ。その結果多額の保証金が貰えることになって「やっぱり返してほしい」と気が変わってしまう(こうするためにワザと転んだのかしらん?という疑問は尽きない)。最初は拒んでいた夫婦だったが、返してほしいと願っている実母から子供を奪うことはできない、と養子縁組を白紙に戻す決断をする。複雑な心境で見つめるバートン。
社会奉仕の一環だからと、児童公園の整備に行かされるニック。そこで出会ったロニーは以前自分が担当した青年らしい。記憶の無いニックだったが、ロニーは親しげな風でニックを頼ってくる。財布は盗られるわ、身を持ち崩したのはあんたのせいだとなじられるわ、ちょっとそれはないんでないの?なのだが、ニックは不思議と淡々とした態度を続けて、ロニーを突き放すことはしない。
予想できた展開だが、シャノンの実父はサインを断った。これが父の愛なのか、何かの思惑があってのことなのかはわからないが、バートンはその返事を受け止めるしかない。納得のいかないシャノンは裁判にすれば絶対勝てるよ!と怒るが、父であることを相手から強行に奪うことが果たして正しいことなのか、悩ましいところだ。
裕福な家庭から弾かれストリートで売春と薬漬けの生活をおくる女性ローラ。車内に子供を放置したため当然子供は奪われ、実家の両親は「育てる代わりに薬を絶たない限り娘とは会わせない」と要求。ルルは両親とローラの間を取り持とうとするが、両者の間の溝は修復できるレベルでは無かった。いったんは実家へ戻りたいと言った彼女だが、結局ストリートへ戻る。整備の終わった公園のベンチで震えながら横たわる彼女に、通りかかったニックが毛布をかける。ローラは早晩死ぬだろう、でもそれを選んだのは彼女、そこまでせざるを得ない親との軋轢とは一体何だろうか?
格別何かが盛り上がるエピソードでは無かったけれど、心に残るスケッチの数々だった。このエピの演出はエミリオ・エステベスさん、いい腕してると思う。

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デクスター S1#12 Born Free

2007/10/01(Mon) 08:52
Dexter

全ての符号が一致する、絶妙の結末に唸った。美しくもあった。そして限りなくせつない。

ルディは実の兄だった。本当の名前はブライアン。母が殺されたあの記憶の映像の中で、デクスターの隣には兄がいたのだ。しかしハリーはデクスターだけを助け、兄ブライアンは精神不安定で病院へ送られた。兄は長い時間をかけて弟を探し、いっしょに旅に出ようと迎えにきたのだった。そう、全ては招待状だった、挑戦ではなく「いっしょに遊ぼう」という向こう側への招待状。奪われた時間を取り戻そう、お前と俺と2人で。掟なんかにとらわれずに、自由に気ままに、殺人を楽しもう。
再会の記念と、デクスターが自由になるために、デボラをいっしょに殺ろうと兄は誘う。デクスターも心の底では望んでいた、自分を解放して生きる道を選び、兄と一緒に過ごしたい。自分のことを理解してくれる唯一の人間がやっと現れたのだ。あと少しで楽になれる。
でも彼は自由に生きることを選ばなかった。空虚で息苦しく、嘘で塗り固めた人生を選んだ。それはまず妹への愛ゆえに。そしてもう一つは現実世界で泳いでいくことに多少の執着があるからか。
生家を訪れた瞬間、それまで忘れていた記憶が鮮やかに甦り、デクスターの表情がどんどん柔らかく若返っていくのが印象的。やっとわかった本当の自分を、また再び自らの手で封印していくのはさぞや辛かったことだろう。同時に兄の存在をも封印したことは、一生デクスターの肩にのしかかっていく。彼の心の慟哭が強く響いてきた、なんて悲しいのだろう。
そして。ドークスはデクスターの秘密を、具体的に何かはわからなくても、秘密の存在を確信した。もう狙いは外さないぞとはっきり宣戦布告。次シーズンで新展開があるのか。
途中、否定的な感想を書いたこともあったけど、この大団円には満足。非常にまとまりのある面白いドラマでした。マイケルCホールは、やっぱりいい役者だ!

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デクスター S1#11 Truth be Told

2007/10/01(Mon) 08:51
Dexter

1.エンジェル刺される。
冷凍車キラーの真実に近付いたエンジェルが刺されて重傷。彼は気付いていないが、エンジェルの頑張りのおかげで重要な証拠が入手出来。いよいよ冷凍車キラーへの道が開ける。
エンジェルの妻は献身的に付き添ってくれている。仲直りできると思ったエンジェルだが、妻は冷静で現実的だった。
2.プランの遂行。
ルディは義手の娼婦を呼出し、デクスターへのクリスマス・プレゼントに加工。最終的な挑戦状か。
娼婦と接触したのは予定外だったかもしれないが、予定通りなのはデボラへの接近と、その利用法。デボラは自分の身に危険が迫っていることがわからない。
3.ラゲルタと警部の確執は継続中。
ペリー誤認逮捕を勝手にマスコミ発表したラゲルタと、面目丸つぶれの警部の仲は最悪状態。ラゲルタは警部がクビになって自分が昇進できると踏んだのだが、警察は男社会なんだよねぇ、大荒れラゲルタ。
4.記憶の回収と修復。
甦った記憶の細部を確認して、自分と母の身に何が起こったのかデクスターは知りたい。過去の新聞をさらって、1973年10月3日の事件に辿り着いた。記憶にある母親の顔と新聞記事の写真の女性が一致、この事件が自分の根源にあるのだ。デクスターは資料室のカミラに事件について詳細を教えてほしいと詰め寄るが、これだけは絶対言えないとカミラ。
生きていくためには知らないでいた方がいいとよく言われるけど、ことデクスターに限っては真実を知ることが絶対に必要。詳細は次週にか?!
5.マイアミ警察はバカじゃない。
娼婦の死体に添えられたメッセージ・ビデオの解析から、犯人の居場所の範囲が絞れてきた。デクスターにも『血液』の観点からやっと道筋が見え始める。
しかしその頃、デボラはルディに会うため、ヨットハーバーへ向かっていた。

FOXcrimeのドラマなので、やっぱりクライム・サスペンスであります。デボラを餌にしてデクスターを釣り上げ、彼は何がしたいのか。いっしょに逃げようではないよねまさか。

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デクスター S1#10 Seeing Red

2007/10/01(Mon) 08:50
Dexter

マイアミ警察殺人課宛で血液がたぷたぷ入った瓶が届く。中にはマリナビュー・ホテルのタグの付いた鍵が。ドークスとデボラがその鍵の部屋へ出向くと、中は血の海。尋常ではない量の血がぶちまかれていた。血の海大得意のデクスターが呼ばれ中に入ると、強烈な記憶の映像が彼を襲い、倒れてしまう。血まみれの部屋で血まみれになった少年がマミー!と泣き叫ぶ姿、少年はデクスター本人か。血液は50リットルほど、死体は無し、被害者の数は5~6人か。最低限の情報は伝えられても中に入ることの出来ないデクスター。
リタはポールに暴行罪で訴えられた。ポールの子供との面会日を断った上、素面の彼をバットで殴ったということで、彼女の立場はかなり悪い。最悪子供をポールに取られるかもしれない。デクスターの知人の弁護士がつくが、正直勝ち目は薄い模様。リタ、大ピンチ←コドモっぽい女が私は好きじゃないので、だだっ子風のリタはどーも気に入らない。いっそのこと捕まっちゃえ!と思わないでもないが、デクスターが味方なのでそうはならないよなぁ。デクスターはどうしてもリタをそばに置いておきたいから、ポールのアパートへ忍び込み、彼をとっちめる材料集め。そして彼が終身刑で捕まるよう画策し、成功。デクスターは『絵に描いたような暖かい家庭』を手に入れた、一応めでたいのだろう。
デボラはデクスターが心配でたまらないが、彼が本心を話すわけがない。デクスターは頼ってくれないし、ルディはデボラよりもデクスターに執着している、デボラは大不満。
エンジェルはマスカに連れられてキャバレーへ(クラブ?)。そこでいかした美女を誘って軽やかに踊り始めるのだが(かっこいい)、爪を5色に塗り分けた義手を付けた娼婦を発見。彼女の話によれば、1年程前に彼女の手に強く関心を示す客がいて、彼が5色のマニキュアを塗ってくれたのだという。美女とのダンスは中途半端に終わってしまったが、エンジェルは重要な手がかりを得た。が、そのためにエンジェルの生命の危機がーっっ(涙)
デクスターはずっと封印してきた記憶に向き合うため、マリナビュー・ホテルの部屋へ。血まみれの部屋の中に横たわる男の死体、泣き叫ぶ少年デクスター、チェーンソーを持った犯人、「子供の目の前で殺さないで」と懇願する母の最後の言葉は「デクスター、あなたのことを愛しているわ」。

いよいよ佳境ですね~。あと2話でS1終了です。
血まみれ部屋にあった聖書の言葉、レビ記10章3節『我清きこと近づく者に示し、すべての民に栄光を現す』冷凍車キラーはデクスターに自分の『モラル』を示しているのだろうか。

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デクスター S1#9 Father knows Best

2007/10/01(Mon) 08:48
Dexter

デクスターの実父ジョゼフ・ドゥリスコルが死去し、家を彼に遺したという知らせが来る。養父ハリーは実父は死んだと言っていた。ハリーを信頼しているデクスターは、彼が嘘をつくわけがないと思う。ジョゼフが本当に父なのかどうかはともかく、相続した家の処分をしなくてはならない。リタと二人でデイドシティの家へ向かうデクスター。
ジョセフは心臓発作で死んだという、享年60才。死体の確認と同時に、彼が本当に自分の実父かどうかも確認したくて、デクスターは死体から血液を採取しDNA比較をマスカに依頼。
幼少時の記憶の断片が次々に甦る。養子縁組が成立した日のこと、デクスターが大ケガをして入院した日のこと。彼はAB型RHマイナスという稀な血液型だった。
デボラとルディが手伝いにくる。4人でお片付け。マスカからの電話をデクスターの代わりに取ってしまったデボラはジョセフとデクスターが本当の親子だとわかって、大きなショックを受ける。父は嘘をついていた、デクスターの家族は自分たちだけじゃなかった。昨日まで他人だった人間が突然自分たちのサークルに割り込んでくるなんて。
一方デクスターは冷静に受け止める。それでは自分のこの『血』はいったい何に誰に由来しているのだろう?ハリーはなぜ嘘をついたのだろうか?

デクスターが人間くさくなってきた。無機質なシリアル・キラーのままではマズイのだろうか、苦悩・逡巡といった感情を見せないと視聴者が落ち着かないのか。「アメリカン・サイコ」のパトリック・ベイトマンのままでは1シーズン持たずに自己崩壊だから、ま、しょうがないのだろう。とはいえ、ウェットな要素をどのくらい加えるかのさじ加減が難しい。不思議なモラルのもとに世界を浮遊しているようなデクスターに魅力があるのだから、あまりドメスティックな問題を持ち込んでほしくないなぁ、というのは私の好みなんだけど。今回はポップな色が少なめだったのもちょっと残念だった。
エンジェルとドークスのパート。無実の(と思われる)民間人を射殺してしまったドークスについてどう報告すべきか悩むエンジェル。現場の状況とドークスの言っていることは明らかに食い違っている。悩んだ末にやっぱり正直に言おう、と決心して内務監査の人間に見た通りの話をする、つまり仲間を売る証言をする。
エンジェルは本当に悩んで悩んで証言したのに、突然監査は中止。ドークスが特殊部隊にいた(ユニットですか?)過去が関係している、らしい。裏切り者になっちゃったじゃん、エンジェル(涙)ドークス、守ってあげてよね。
冷凍車キラーはしっかりデクスターたちのテリトリーへ侵入中。今後の展開は予想つくような気もするが、楽しみに待つことにしよう。

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デクスター S1#8 Shrink Wrap

2007/10/01(Mon) 08:47
Dexter

デクスター悩むの巻。
有能な女性が続けて自殺。本当に自殺だろうか?夫は他殺を主張、状況は自殺を示唆。3人に共通しているのは1人のセラピスト、エメット・メリディアン。評判はなかなか良い、会って確かめよう。調査のつもりで訪れたデクスターだったが、嘘と本音を交えて話しているうちに、メリディアンとのセッションにハマってしまう。自己分析は苦しいような楽しいような。彼はどれだけ記憶を封印しているのだろう。
手柄を上司に取られたラゲルタはペリーと面会。冷凍車キラーではないような気がする。絶対に違うという確証も得たが、上司はペリー犯人のまま進めるという。ふん、恥をかけばいいのだ。
デボラはルディとの仲を深めていく。彼はなくてはならない存在、彼になら自分を全て見せることが出来る。自室でエリック・カルメンを熱唱するデボラ、独身女はつい1人で歌いがち(ブリジット・ジョーンズみたいに)、ですか?(私も時々それに近いことをやっているので気をつけよう、寂しいなぁ)
リタは刑務所帰り夫が彼女の領域にどんどん浸食してくるのが恐ろしい。彼女はデクスターと生きたいと思う。彼も彼女といっしょにいたいが、自分の空っぽさを知られたらもうおしまいだろう。
エメットとのセッションの結果、デクスターは解放された。俺はシリアル・キラーだ、多少悩んだり迷ったが、俺はこうでしかいられない。冷凍車キラーがいてもいなくても。さあ、儀式の時間です。

今回の演出はトニー・ゴールドウィン。精神科医エメット役としても登場。昔見た「Walk on the Moon」の監督だった。ウッドストック・コンサートを背景に、主婦ダイアン・レインが移動ブラウス販売(?)のヴィゴ・モーテンセンに恋する話。何がどうという話じゃないけど、味わいのある映画だった(そういうちょっとした魅力、ひっかかるもの、手触りさえあれば映画を楽しく見られるのに、全く感じない映画が最近多くて淋しい)。「デクスター」では4エピソード演出を担当しているし、その他人気ドラマもたくさん演出している。過去に(10年前後)個性的な作品を監督した人の名前を最近のドラマでよく見かけるけれど、映画を撮る機会がもらえないのかなぁ。
デボラも寂しい育ち方をしたんだな。くるくるとよく動く瞳は、相手が自分のことをどう思っているのか一生懸命計ろうとしている。けなげだけれど危なくて、はらはらする。多少意味は違うけど、兄だけじゃなくて妹もempty。普通だったら兄貴が守ってやるところだが、デクスターは自分が生き残るだけでいっぱいいっぱいなので、分かっていてもどうにもしてやれない。
残り4話の時点で冷凍車キラーが誰かを明かしてしまっていいのだろうか?彼の緻密な実験室風景はなかなか魅力的ではありますが…。

そういえば。「Huff」はところどころカットして60分(CM込み)に収めていたけれど、「デクスター」はどうなんだろう?と今回とても気になった。CM前の切り方が何か唐突な感じがしたので。箱買って確かめてもいいけど、そこまでする必要があるのかどうか(^^;)

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デクスター S1#7 Circle of Friends

2007/10/01(Mon) 08:46
Dexter

友達の友達は皆トモダチだーをつい連想してしまった。今でもあの台詞生きてるんだろうか?
冷凍車キラーの捜査継続中。連続殺人犯は意外に小さなミスを犯してるものよ、とデボラは交通違反のような小さな犯歴を調べる。するとトゥッチの事件の目撃者として名乗り出てきたペリーの名前が浮上、二つの事件現場で交通違反を犯している。これはビンゴ!かも?!とエンジェルと二人でペリー宅を訪問、ペリーには逃げられてしまうが、彼のアルミ小屋はまるで『ペリーのお宝部屋』。魑魅魍魎な動物剥製(違う動物を一つにまとめないよーに)が大量、各種解剖道具類完備、パソコンの隠しファイルには「上手な血の抜き方」「手足の切断法」等怪しい文書がやまもり。状況証拠はばっちり、庭からは白骨化した母親の死体が出てくる。剥製の粗雑な処理を見て、ペリーは冷凍車キラーではないと思っていたデクスターだが、死体の足のすぱっときれいな断面にがっくりくる。こんなヤツが俺の師匠だったのか。落胆、人生の希望を失ったみたいだ。
10代の悪党ジェレミー・ダウンズがまた人殺し。レイプされた相手だから殺したという理由を尊重して、処分するのをやめたのだが、やっぱり殺しておけばよかったとやや後悔するデクスター。
仮釈放中のポールが子供たちを仲間にしようと頑張るので、リタは大迷惑大困惑。息子はなついてしまうし、以前は嫌っていた娘も氷解しそう。リタは彼とよりを戻したいと思っているわけではないが、とても不安。ポールの存在はデクスターにとっても、とても面倒。
周囲は騒々しく動いている。ペリーもジェレミーも逮捕され、それぞれが犯人として検挙される。皆は興奮しているが、デクスターは空しい気分。冷凍車キラーはいなくなった。リタはいるが自分の本当の姿を知らないし、ダンナが戻ってきたので状況は変わるだろう。人と離れて一人でいることが好きだったのに、今は人とのつながりを求めている。
さあ、ペリーに会って確かめなくてはならない。なぜ俺にこだわったのか?
そしてペリーと対面したデクスターの顔には満足の笑みが浮かぶ、彼は冷凍車キラーじゃない。
デボラはトゥッチに義手と義足を贈ったイケメン技師ルディと急接近。彼はソルボンヌ大で人体学についてみっちり学び、「失ったものを取り戻す手助け」をしているという。「事故に遭って両足を無くした母を元に戻してあげたかったけど、つけてあげる脚がなかった」キュートな彼とデボラはちゅー。待て待て、なーんか臭いますわね。現実は人が思っている以上に典型を行くものですが、『ハンサムで知的なシリアル・キラー』は出来過ぎか?

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デクスター S1#6 Return to Sender

2007/10/01(Mon) 08:44
Dexter

デクスター、ピーンチの巻。
呼出しを受けて現場へ急行すると、あららそこは搾取夫婦を殺したエア・ストリームじゃございませんか。車内の寝台に横たわるのは、カスティーヨのヨメ。やっぱり計画変更はするもんじゃない、心臓ばくばくのデクスター。冷凍車キラーが怒って、デクスターを窮地に陥れようとしているのだろうか。こういう時に限って有能なマスカは、冴えた腕を披露し、犯人が塩酸エトルフィンを使って被害者を眠らせたことを発見。医療関係者にのみ使用が認められているので、使用申請リストを調べれば不審人物が挙るじゃん!偉いぞマスカ。デクスター、真っ青。もう俺はおしまいだ。
更に真っ青なことに、現場で目撃者発見。カスティーヨが連れて来たキューバ人の少年だった。車のトランクの中から一部始終を見ていた模様、似顔絵を描くのを手伝ってもらうことに。
デボラが犯人のプロファイルを作成。結論はまるでデクスター、つまりぴったり大正解のプロファイルだったわけで、「どう思う?」と尋ねられたデクスターは、否定的な見解をぶつけてデボラの不興をかうしかない。妹は昔から天性の勘の良さを持っている。デクスターのことを信頼しているが、それは彼が真の姿を見せていないから。その信頼も失うことになるのか。
絶体絶命崖っぷちのデクスターだったが、はたと気付いた、冷凍車キラーは怒ってるんじゃない、俺を試しているんだ。この窮地を切り抜ける方法は絶対にある。
証拠のねつ造、申請リストの改ざん(偽名『パトリック・ベイトマン』はブレット・イーストン・エリスの「アメリカン・サイコ」の主人公名か、表の顔は有能でハンサムなウォール街の男、実は連続殺人鬼)の結果、犯人はカスティーヨの方向で固まっていく。唯一デクスターが書き換えられない似顔絵も、出来上がってみると全く無問題だった。そこに描かれていたのは、目元だけデクスターそっくりのイエス・キリスト。ああもう大丈夫、ほっとした。
万事うまくいった。しかし、この二重生活はとても壊れやすく、だから得難いのだということをデクスターは実感した。冷凍車キラーの存在も大きくなった、いわば自分の片割れのようなものだ。
一日一日を大切にして生きよう、今日はリタの娘の誕生日だ、ハッピー・バースデー!

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デクスター S1#5 Love American Style

2007/10/01(Mon) 08:43
Dexter

トゥッチが囚われていた部屋の捜査が続く。冷凍車キラーにつながる証拠が何か残されていないか、しかし証拠を残すようなミスを彼が冒すはずがない。こうなると頼りになるのはトゥッチの記憶だけ。思い出したくないことでも何でも思い出してもらわなくてはならない。トゥッチにとっては酷だったがデボラとドークスは粘り強くトゥッチに迫り、重要な記憶を引き出す。
リタの同僚イェリナの恋人アーネストが行方不明。彼は大金を払ってキューバから密入国するはずだったが、連絡が取れないまま数日がたっていた。デクスターが入国管理担当者に尋ねると、同様のキューバ人失踪が続いているという。容疑者の範囲は絞れているが、証拠無しに動くことはできない。もちろんデクスターなら動ける。
犯人はホルヘ・カスティーヨ。『コヨーテ』という通称で、キューバ人から金を巻き上げ、彼等を溺死させていた。アーネストの死体も浜辺に流れ着く。号泣するイェリナに寄り添うリタの目はデクスターに何かを訴えていた。
ホルヘは妻と二人してキューバ人を騙していたことがわかり、予定を急遽変更して二人共殺す事に。二人分の作業は予定外だったので時間がかかり過ぎた、慌てるデクスターを見つめる目の存在に彼は気付かない。
デクスターはとにかく『普通の人』であろうと努力する。本当は一人でいる方が好きだけど、エンジェルに誘われてバーに行ったり、リタを喜ばせようと頑張る。自分に大切なのは『ふりをすること』、良き同僚であれ、良き恋人であれ、良き殺人者であれ。

『ホルヘ・カスティーヨ』といういかにもな役名の彼はCSIベガスのCavaliere刑事でお馴染みのJose Zuniga。エイリアスS4でも『ロベルト・フォックス』というエージェント指南役で登場してましたっけ。同胞を食いものにする商売はいけません。
デクスターの恋人リタが、回を追うごとに安っぽくてしょぼーい感じになっていく。「エンジェル」のダーラの時はもうちょっとぱきっとしてたような漠然とした記憶があるんだけど、違ったっけ?
デクスターの夢はリタといっしょに『平凡に暮らすこと』?本当にそれを望んでいるのだろうか?冷凍車キラーと同様私も疑っています。

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デクスター S1#4 Let's give the boy a hand

2007/10/01(Mon) 08:41
Dexter

ラゲルタの勇み足による指名手配犯トニー・トゥッチは、当然のごとく見つからない。見つからないどころか、彼の切断された手足が次々と発見される。浜辺でデッキチェアーの上に置かれたり、公園でサッカーボールと並べられたり、皆にとっては不可解だが、デクスターだけにはそれが何を示しているのかわかる。冷凍車キラーは、デクスターのアルバムを調べ、彼の少年時代の写真のイメージを再現していたのだった。そのことはわかるが、真の意図が今ひとつ理解できない。ラゲルタらは、何がなんでもトゥッチを見つけなくてはと躍起になるが、手がかりはゼロ。デクスターが一人で謎を解くしか無い。
デクスターは昔のことを思い出す。楽しい記憶はほとんどない。家族で写真を撮る時は、いやでも楽しいふりをしろ、と父は彼に教えた。写真の中の微笑むデクスターを、冷凍車キラーはあざ笑っているのか。
ハロウィーンが近付いている。リタ一家は隣家の犬の甲高い鳴き声に、一日中悩まされている。子供たちも寝不足、隣人はデクスターやリタが何を言っても聞き入れない。
エンジェルはもうすぐ結婚記念日なので、妻へのプレゼント選びに余念がない。別居三ヶ月の妻を何とかして喜ばせたい、元通りの二人に戻りたい。だが妻はプレゼントを受け取る気もなくエンジェルを許さない。娘に会うことだけ許されたエンジェルは、寝顔を慈しみ、妻に渡すつもりだったネックレスを娘の枕元に置いていく。せつないぞ、エンジェル(涙)
冷凍庫キラーの意図がわかった。養父ハリーは今でも常にデクスターの隣にいる、でも俺はもっとお前のことをわかってるぞ、お前は俺と同類なんだ、こっちにきていっしょに遊ぼう。冷凍車キラーの誘いをはねのけ、トゥッチを生還させる道をデクスターは選ぶ。
普通の人間のようなふりをして、嘘の笑みを顔に貼付け、セックスを楽しむふりをして、人を殺したい衝動をハリーのルールによって抑えつけている自分。どんなにそれが異常であっても、自分は冷凍車キラーと同類ではない。俺はデクスターだ。

ひね曲がった不思議なモラル、普通ではないアイデンティティの確認ではあるけれど、デクスターの模索が面白い。
ラゲルタは自分の野心故に傷つけてしまったトゥッチの母親が、ラゲルタを赦し、感謝してくれるのに戸惑う。責められる方がよっぽど楽だ、ただ謝ればいいから。でも「この人は恩人です」のような扱いをされてしまったら、何としてでもトゥッチを見つけるしかない。
回想シーンの若き日のデクスター、別俳優はいいとしても、長髪気味のマイケルCホールはちとオカシイ。おかしいけど、それもまた愛嬌かな。
CM無しで58分、今回も見応えありました。

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デクスター S1#3 Popping Cherry

2007/10/01(Mon) 08:40
Dexter

デクスターの苦手なもの。悲しみという感情。理解できないから装うしかない。葬式にはサングラスが必携。
セックスをネタにしてわいわいやるのも苦手。エンジェルとヴィンセントが盛り上がっているのを楽しく聞くふりをしなくてはならない、苦痛だ。
デクスターの好きなもの。氷上の美しい死体。冷凍車キラーからのクリスマスプレゼントのようだ、うっとりと見つめ、分析するデクスターは興奮を隠せない。死体の身元が判明、娼婦のチェリーだった。
犯人は別人を容疑者に仕立てることに成功し、ラゲルタは功を焦って指名手配。デボラもエンジェルもデクスターも、ラゲルタの間違いがわかっているが止められない。
デクスターの今回の標的はジェレミー・ダウンズ。15才で友人を刺し殺したが、4年で少年院を出所。しかし処分直前に、殺しの原因がレイプだったことを知り、処分は中止。理由のある殺人なら仕方が無い、彼なりのルールでやったことなのだから。
デクスターの初仕事は、義父を殺そうとした看護士ー彼女の言い分は『安楽死』だがーの処分だった。手際よくやれたとは言えないが、最初にしてはまずまず、そして父の人生が1年延びた。その1年でレッスンの仕上げをしたのだろう。「警官は人を救うために殺す、殺しを楽しむ奴らとは違うんだ」。
リタと二人の子供たちとの関係は順調。殺しを続けていくにつれて人間性を失い疎外されていく自分と外界をつなぎ止めるためには、余り得意ではない家族ごっこも続けなくてはならない。

冷凍車キラーの事件、リッキー・シモンズの事件とドークス、ドークスとゲレロの対決等の展開、デクスターの過去、始末日誌、リタ一家とデクスターの家族風景、ラゲルタの野心と女心の微妙なバランス、ドークスの複雑な心境、全ての要素が淡々と置かれて、不思議な味わいのあるエピソードだった。冒頭でデクスターが悲しみは苦手だと言うが、全編を通して感じられるのは悲しみ。人生は、人間は、基本的に悲しいものなのだ、と言っているかのよう。でも折り合いを付けて生きていかなくてはならない。デクスターは警察の押収品の中から、ポン引きの車みたいな派手なやつをリタのために借りてきた。大喜びの子供たちとリタ、今日はまあまあの一日だったか、と。

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デクスター S1#2 Crocodile

2007/10/01(Mon) 08:38
Dexter

完璧に血の抜かれたバラバラ死体に魅せられるデクスター。犯人は彼のことを、彼の本当の姿を知っているようだ。冷凍庫トラックでデクスターとすれ違いざまに、死体の首を投げてきたり、デクスターの自宅にどうやってかはわからないが侵入し、死体を模した人形を冷蔵庫の中に置いてみせる。それは「遊ぼうよ」という招待状なのか、あるいは挑戦状なのか。
今回のデクスターの標的は、飲酒運転&ひき逃げの裁判で巧みに振る舞い無実を勝ち取ってしまう男。彼は空涙を流しながらの名演技で陪審員たちをだまくらかす。そんな男を許しておけるデクスターではない。『モラル』があるから。
もちろん鑑識の仕事も一生懸命。ハイウェイから落とされた死体の事件を調べる。死体は、警官リッキー・シモンズ、ドークスの元相棒。リッキーはゲレロ・ファミリーへの潜入捜査を行っていた。リッキーの妻も瀕死の重傷状態で見つかり結局死亡、ドークスはその妻と関係を持っていた。
その後の捜査(デクスター&エンジェル大活躍!)で容疑者は逮捕寸前までいくが、ゲレロの命令で拘留中に殺される。
デクスター妹が件の冷凍庫トラックを発見する。中にあったのは、5本の指先、大きな氷柱の中でアートみたいに凍っていた。爪には1本ごとに違う色がきれいに塗られている。デクスターに送られたバラバラ人形も同じように爪が塗られていた。これもまたデクスターへのメッセージ?
被害者は娼婦だとわかり、殺人課へ昇進したデクスター妹も捜査に加わることに。ラゲルタ大不満。チーム内に女は私1人で十分ってことか?
ひき逃げ野郎を始末したデクスターが部屋へ戻ると、冷蔵庫内の人形が消えていた。なぜだ?落ち着かないデクスター。

今回もラゲルタ警部補のデクスターに向ける目は熱いー暑苦しいほど。どピンクのお洋服に派手なネックレス、お給料いいんでしょうか?
エンジェル=モラレスとデクスターのコンビは大変ナイス。現場で事件再現してる二人がキュートで楽しいです。
笑っちゃったのは、リッキーの死体の血がデクスターの顔に飛び散った後、自分で自分の顔に検査液を吹き付け、ルミノール反応を見てるデクスター。確かにほお骨のあたりや首筋にしっかり血痕が残ってますよ、一回あらったくらいじゃ落ちないのね。
ゲレロはNCISのテロリスト、アリを演じているRudolf Martin。悪者顔ですな。
初回ではなかったオープニング・タイトルが2回目から登場。デクスターの朝の支度一覧で、ひげそりの失敗でしたたる血や目玉焼きやハムやグレープフルーツなどがむきゅーぐちゅーといった風(?)にアップになり、フロスや靴ひもが指にぐぅっと食い込んだり、してます。最後はTシャツのネックからぷはっと顔を出すデクスターのほっとした顔でおしまい。
今回はデクスターの始末日誌的映像がそれほどグロではありませんでした、というか私が鈍感なんでしょうか、ははは。

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デクスター

2007/10/01(Mon) 08:37
Dexter

マイアミ警察のラボ勤務のデクスター・モーガンは、幼少時の何かが影響して、人を殺したくなる衝動を抑えられない。養父の教育『同じ殺すなら善いことをしろ』により、自分をコントロールし(これを進歩というのかどうか)、殺人事件の犯人を探し出しては殺していく。養父は刑事だったから、捜査手順や証拠隠滅の方法はしっかり学んだ。そして職場である『警察』はデクスターにとっては趣味と実益を兼ねた最適の場所。
お馴染みさんが多いです。
デクスター:マイケルCホール「SixFeetUnder」のデビッド、
妹デブラ:ジェニファー・カーペンター「エミリー・ローズ」見てません(^^;)、
同僚の中でただ1人デクスターの異質さを嗅ぎ付け忌み嫌う刑事ドークス:エリク・キング「OZ」のモーゼス、
デクスターを気に入ってあつーい視線を送る上司ラゲレタ:Lauren Velez「OZ」のネイサン先生、
ラボの同僚エンジェル:David Zayas「OZ」のモラレス、
デクスターのGFリタ:Julie Benz「エンジェル」のダーラ。
モラレス、いいですわー、間抜けっぽくて。ネイサン先生はどこまでデクスターに迫るんざんしょ。
連続殺人事件が起き、現場には一滴の血も残っていないバラバラ死体。死体の『美しさ』に驚愕し、その斬新な手口に魅了されるデクスター。
幼い頃何が彼の身に起こったのか、何が彼を今の彼に変えたのか、デクスターとライバル的犯人はどう関わっていくのか、警察内の人間関係はどうなるのか。ムードはポップで、色調は血みどろでカラフル(マイアミだし)。先が楽しみです。

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