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描写だけで。

2012/02/14(Tue) 23:28
Mad Men

映画とドラマと、どちらが上でどちらが下か、という話はさておき。
Mad Menを見ていると時々、起承転結なぞどうでもよくなる。ドンやベティ、ペギー、ロジャーたちの人となり、心の揺れ、顔の陰影、着こなし、所作を見ているだけで十分ではないか。その積み重ねの結果見えてくるものを楽しむもよし、何も見えてこなくても結構。一つ一つのかけらを愛おしめばそれでよし。
ロジャーがレストランで酒をオーダーするシーンのスピード感が好きだ。間髪入れずに「ギブソン」、ああなんて美しい酒なのだろう。
ドンが娘の遊戯発表会を参観するシーン。子供たちよりも誰よりもいきいきと踊る教師から目が離せないドン。彼は無意識のうちに地面に手を伸ばし芝に触れる。何がしたいというわけではなかったと思う。彼女の息吹に繋がる何かに触れたかったのかもしれない。自身の中に熱く湧き上がるものを冷ましたかったのかもしれない。すこぶる文学的で美しいシーンだった。そういう小さな美がMad Menのあちこちに散りばめられている。

彼らが生きている姿を眺めているだけで幸せだ。それだけでいい。

そして私の今晩の友はアンスネスの弾くショパンのソナタ3番。酔うったら酔う。

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上を向いて歩こう。

2011/05/24(Tue) 23:52
Mad Men

Mad Men2#2
アメリカン航空が墜落。乗客の中にはピートの父が含まれていた。
悲劇の最中だからこそ人は敏く行動し、誰よりも先んじて利を得ねばならない。たとえハイエナと呼ばれようとも。
誠意、信頼、忠誠心、それらにこだわるのはもう古いのだろうか。ドンは自身の存在が虚構であるからこそ、せめて顧客に対しては嘘の無い誠実な人間でいたかった。しかしビジネスはそれを踏みにじり、どん欲であれ人間性など二の次だ、の時代へと移っていく。
才能の足りない者は、それを悟られないよう表面を繕うが、悲しいかな精度が足りず、ぎこちない織りにしかならない。光沢や滑らかさが無い、似非なんとかにしか見えない。
東洋風のバーに流れる坂本九のスキヤキ・ソング。数十年後彼は飛行機墜落事故の犠牲者となる。フィクション、ノンフィクションの垣根を越えて繋がるイメージが切ない。
ピートのオフィスの窓は暗く、ブラインドの作る縞模様が喪の徴となり、彼の混乱した心を映し出す。
なんと密度の濃い作りであることよ。各人の演技も素晴らしい。まさしくこれが一流のドラマである。

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Mad MenS1#5 5G

2009/07/06(Mon) 01:13
Mad Men

ドンの広告賞受賞で、羽目を外すドレイパー夫妻。そうそうお目にかかれる姿ではない。周囲の評価に浮かれるドンではないけれど、認められるのはやはり嬉しい。

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